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病院情報の公表

2023年度クリニカルインディケーター

集計条件及び集計方法等

  • 2023年4月1日~2024年3月31日に退院した患者さんを集計しました。
    (DPC対象外患者、24時間以内に死亡した患者又は生後1週間以内に死亡した新生児、臓器移植患者は集計対象外です。)
  • 10未満の数値の場合(0を含む)は、―(ハイフン)で表記しています。
  • 診療科名は、医療法に基づいた標榜診療科名で表記しています。
  • 2.診断群分類別患者数等、6.診療科別主要手術別患者数等において、上位5位全ての患者数が10未満の場合、該当診療科の掲載はしていません。
  • 集計項目の結果については、医療機関ホームページガイドラインを遵守し掲載しております。

医療法における病院等の広告規制について(厚生労働省)

年齢階級別退院患者数

年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 1,075 713 776 1,151 1,662 2,758 3,570 5,667 3,291 343

定義

DPCデータを元に、2023年度の年齢階級別(10歳刻み)退院患者数を集計しています。年齢は入院時の年齢としています。DPC算定外の患者、自費診療の患者は含まれていません。

解説

当院は特定機能病院として、幅広い年齢層の患者さんに医療を提供しています。特に60歳以上の患者さんが多く、全体の約6割となっています。これは超高齢化社会に伴うものと考えられます。
また、当院は2015年4月より総合周産期母子医療センターに指定されており、ハイリスク新生児等の受け入れにも対応しているため、10歳未満の患者数も多くなっています。

診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数

初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 114 53 36 127 47 17 1:UICC TNM分類 第8版
大腸癌 89 55 125 118 109 41 2:癌取扱い規約 第9版
乳癌 121 153 30 27 12 89 1:UICC TNM分類 第8版
肺癌 224 60 132 256 68 96 1:UICC TNM分類 第8版
肝癌 80 31 30 9 40 58 2:癌取扱い規約 第6版
  • 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約

定義

胃がん、大腸がん、乳がん、肺がん、肝がんについて初発患者は、UICCのTNMから示される病期分類による退院実患者数を、再発患者(再発部位によらない、継続治療患者を含む)は、期間内の実患者数を集計しています。

いずれも集計期間内に複数回入院しても1例とカウントし、初発例としてカウントした患者は、再発例にはカウントしていない。TNM分類が不正確等でstageが不明な場合は、「不明」としています。

解説

がんのstageとは?
がんのstegeは、TNM分類を基本に分類します。がんの進行度や広がりを表しており、0期に近いほどがんが小さくとどまっている状態、Ⅳ期に近いほどがんが広がっている状態です。

成人市中肺炎の重症度別患者数等

患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 25 20.12 56.28
中等症 85 15.34 71.88
重症 21 19.19 79.14
超重症 13 27.08 75.31
不明 - - -

定義

入院契機傷病名および最も医療資源を投入した傷病名のICD10コードがJ13-J18$で始まるもので集計を行いました。

解説

この指標は、成人の市中肺炎(※注1)(2019年度様式1の肺炎重症度分類の7桁目=5に相当)につき、重症度別に患者数、平均在院日数、平均年齢を示しています。インフルエンザ等、ウイルス性肺炎、誤嚥性肺炎、小児肺炎は含まれていません。
重症度分類はA-DROPスコア(※注2)を用い、軽症~超重症の4段階で表記しています。重症度分類の各因子が一つでも不明な場合は「不明」と分類しています。

  • 市中肺炎:普段の社会生活の中でかかる肺炎。
  • A-DROPスコア:
    Age(年齢):男性70歳以上、女性75歳以上
    Dehydration(脱水):BUN21mg/dL以上または脱水あり
    Respiration:SpO2<=90%(PaO2 60Torr以下)
    Orientation(意識障害):意識障害あり
    Pressure(収縮期血圧):収縮期血圧90mmHg以下

    5点満点で、上記のうち1項目該当すれば1点、2項目該当すれば2点とカウントします。
    軽症:0点の場合
    中等症:1~2点の場合
    重症:3点の場合
    超重症:4~5点の場合(ただし、ショックがあれば1項目のみでも超重症とします。)
    不明:重症度分類の各因子が1つでも不明な場合

脳梗塞の患者数等

発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 209人 19.34日 76.48歳 44.31%
その他 46人 15.48日 72.28歳 4.71%
合計 255人 18.65日 75.72歳 49.02%

定義

最も医療資源を投入した傷病名が脳梗塞(ICD10がI63$)で集計を行いました。

解説

この指標は、脳梗塞の症例数、平均在院日数、平均年齢、転院率を示しています。
当院では脳卒中センターを開設しており、脳卒中などの救急疾患には24時間体制で対応しているため、発症日から3日以内の脳梗塞患者数が多くなっています。特にカテーテルを用いた再開通療法(血栓回収療法)に積極的に取り組んでおり、国内有数の治療件数です。また脳神経外科とともに、内科治療、カテーテル治療、外科治療の全ての中からベストと考えられる治療を提供します。

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる 15 0.07%
180010 敗血症 同一 36 0.17%
異なる 22 0.11%
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 114 0.54%
異なる - -

解説

この指標は医療資源を最も投入した傷病名が敗血症注1、播種性血管内凝固症候群注2、手術・処置等の合併症注3、その他の真菌症のうち、入院契機となった傷病名の同一性の有無を区別して症例数をカウントしました。
入院契機病名とは入院の原因となった病名であり、同一の場合とは入院後も主に入院契機病名に対して治療を行った場合であり、異なる場合とは、入院後に別疾患(この指標では敗血症、播種性血管内凝固症候群等)を発症し、入院契機病名よりも別疾患に対して治療を要した場合のことをいいます。

  • 敗血症:細菌などの感染症が原因で炎症が波状に起こり、多臓器不全になる病気。
  • 播種性血管内凝固症候群(DIC):様々な基礎疾患を原因として、全身性の小血管内に血液凝固異常から血栓を形成し、それにより凝固因子が消耗されて、血小板、フィブリノゲンなどが著しく低下し、二次的に著名な出血傾向を呈する病態。
  • 手術・処置等の合併症:創部感染や術後出血など、術後や処置後に起こってしまう病態。

リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率

肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが
「中」以上の手術を施行した
退院患者数(分母)

2,391

分母のうち、肺血栓塞栓症の
予防対策が実施された患者数(分子)

2,334

リスクレベルが「中」以上の手術を
施行した患者の肺血栓塞栓症の
予防対策の実施率

97.62%

定義

分母は、「肺血栓塞栓症および深部静脈血栓症の診断,治療,予防に関するガイドライン(2017年改訂版)」(日本循環器学会等)に準じて抽出しました。
分子は、肺血栓塞栓症予防管理料の算定もしくは抗凝固療法が行われた患者数です。

  • 肺血栓塞栓症:下肢および骨盤内などの深部静脈に生じた血栓が遊離して静脈血流によって肺に運ばれ、肺動脈を閉塞することにより呼吸循環障害を生ずる病態。

解説

国内において、肺血栓塞栓症を発症した場合の院内死亡率は14%と報告されています。そのうち40%以上が発症1時間以内の突然死であるとされており、臨床診断率の向上だけでは予後の改善は達成できないと言えます。よって、発症予防対策が必要不可欠です。当院では、肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが「中」以上の手術を施行した入院患者さんに対し、高い割合で予防対策を実施しております。

血液培養2セット実施率

血液培養オーダー日数(分母)

1,168

血液培養オーダーが1日に
2件以上ある日数(分子)

747

血液培養2セット実施率

63.96%

定義

分母は、細菌培養同定検査(血液)を算定した患者数のうち、血液培養オーダーが1患者1日毎に実施された日数を集計しました。
分子は、血液培養の実施回数が1日2回以上の日数を合計しました。

  • 血液培養:感染症の起炎菌決定のために患者さんの血液を採取して数日間培養する検査。

解説

血液培養は1セットのみの場合に偽陽性による患者さんへの過剰治療を防ぐため、2セット以上の提出を行うことが推奨されています。当院では、病院全体へ医療安全ニュース等を通じ重要性を熱心に広報活動した結果、院内の提出率が年々上昇しています。今後もこの水準の維持・向上を目標にします。

広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率

広域スペクトルの抗菌薬が
処方された退院患者数(分母)

1,720

分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日
までの間に細菌培養同定検査が
実施された患者数(分子)

419

広域スペクトル抗菌薬使用時の
細菌培養実施率

24.36%

定義

分母は、広域スペクトルの抗菌薬が投与された患者さんを抽出しました。

  • 広域スペクトルの抗菌薬:カルバペネム系薬 (メロペネム、ドリペネム、 イミペネム/シラスタチン、テビペネムピボキシルなど)、 タゾバクタム/ピペラシリン、抗緑膿菌活性を有するセファロスポリン系薬 (セフェピム、セフォゾプラン、セフタジジム)

解説

広い効果を持つ抗菌薬を使う際に必ず細菌を培養し、原因菌を特定することで、最適な薬を決めることができます。
必要以上に広い効果を持つ薬を使わずに済み、副作用や耐性菌のリスクを減らし、より効果的で安全な治療につながります。

更新履歴

  • 2025/09

    2024年度病院指標の公表

  • 2024/09

    2023年度病院指標の公表

  • 2023/09

    2022年度病院指標の公表

  • 2022/09

    2021年度病院指標の公表

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