2022年度クリニカルインディケーター
- 集計条件及び集計方法等
- 年齢階級別退院患者数
- 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
- 初発の5大癌のUICC病気分類別並びに再発患者数
- 成人市中肺炎の重症度別患者数等
- 脳梗塞の患者数等
- 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
- その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
集計条件及び集計方法等
- 2022年4月1日~2023年3月31日に退院した患者さんを集計しました。
(DPC対象外患者、24時間以内に死亡した患者又は生後1週間以内に死亡した新生児、臓器移植患者は集計対象外です。) - 10未満の数値の場合(0を含む)は、―(ハイフン)で表記しています。
- 診療科名は、医療法に基づいた標榜診療科名で表記しています。
- 2.診断群分類別患者数等、6.診療科別主要手術別患者数等において、上位5位全ての患者数が10未満の場合、該当診療科の掲載はしていません。
- 患者用パスについては、すべての患者さんに使用できるわけではありません。標準化しにくい疾患の場合や、病態によってはパスが使用できないこともありますのでご了承ください。
- 集計項目の結果については、医療機関ホームページガイドラインを遵守し掲載しております。
年齢階級別退院患者数
年齢区分 | 0~ | 10~ | 20~ | 30~ | 40~ | 50~ | 60~ | 70~ | 80~ | 90~ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
患者数 | 1,046 | 641 | 671 | 1,085 | 1,664 | 2,512 | 3,353 | 5,481 | 2,902 | 286 |
定義
DPCデータを元に、2022年度の年齢階級別(10歳刻み)退院患者数を集計しています。年齢は入院時の年齢としています。 DPC算定外の患者、自費診療の患者は含まれていません。。
解説
当院は特定機能病院として、幅広い年齢層の患者さんに医療を提供しています。特に60歳以上の患者さんが多く、全体の約6割となっています。これは超高齢化社会に伴うものと考えられます。
また、当院は2015年4月より総合周産期母子医療センターに指定されており、ハイリスク新生児等の受け入れにも対応しているため、10歳未満の患者数も多くなっています。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
循環器内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
050070xx01x0xx | 頻脈性不整脈 -経皮的カテーテル心筋焼灼術-処置1:0-処置2:なし-副病:0- |
263人 | 5.40 | 4.65 | 0.00% | 68.92 | 〇 |
050130xx9900x0 | 心不全 -手術なし-処置1:なし-処置2:なし-副病:0-他の病院・診療所の病棟からの転院以外 |
92人 | 14.53 | 17.54 | 7.61% | 77.77 | |
050210xx97000x | 徐脈性不整脈 -手術あり-処置1:なし、1,3あり-処置2:なし-副病:なし-0 |
90人 | 8.84 | 9.89 | 2.22% | 79.26 | 〇 |
050050xx9910x0 | 狭心症、慢性虚血性心疾患 -手術なし-処置1:1あり-処置2:なし-副病:0-他の病院・診療所の病棟からの転院以外 |
64人 | 3.78 | 3.04 | 0.00% | 69.13 | 〇 |
050050xx0200xx | 狭心症、慢性虚血性心疾患 -経皮的冠動脈形成術等-処置1:なし、1,2あり-処置2:なし-副病:0-0 |
53人 | 5.21 | 4.26 | 0.00% | 70.94 | 〇 |
解説
前年度に引き続き症例数第1位は、頻脈性不整脈(心房細動等)に対して経皮的カテーテル心筋焼灼術(アブレーション手術)を施行した症例となります。次いで、心不全に対する精査加療、徐脈性不整脈に対する治療(ペースメーカー移植術・交換術)となります。
血液腫瘍内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
130030xx99x4xx | 非ホジキンリンパ腫 -手術なし-処置1:0-処置2:4あり-副病:0-0 |
25人 | 18.20 | 10.00 | 4.00% | 66.48 | |
130030xx97x50x | 非ホジキンリンパ腫 -手術あり-処置1:0-処置2:5あり-副病:なし-0 |
22人 | 35.32 | 30.75 | 4.55% | 52.09 | |
130030xx99x9xx | 非ホジキンリンパ腫 -手術なし-処置1:0-処置2:9あり-副病:0-0 |
22人 | 18.50 | 13.53 | 0.00% | 68.77 | |
130010xx97x2xx | 急性白血病 -手術あり-処置1:0-処置2:2あり-副病:0-0 |
13人 | 63.54 | 37.16 | 7.69% | 37.69 | |
130030xx97x00x | 非ホジキンリンパ腫 -手術あり-処置1:0-処置2:なし-副病:なし-0 |
11人 | 8.64 | 8.09 | 0.00% | 61.91 |
解説
悪性リンパ腫・白血病・多発性骨髄腫に対しての化学療法の症例が多くあり、加えて造血幹細胞移植(骨髄移植・末梢血幹細胞移植・臍帯血移植)も施行しています。その他、血友病・再生不良性貧血・特発性血小板減少性紫斑病・移植後の合併症に対する治療も施行しています。
膠原病リウマチ内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
070560xx99x00x | 重篤な臓器病変を伴う全身性自己免疫疾患 -手術なし-処置1:0-処置2:なし-副病:なし-0 |
57人 | 18.02 | 14.67 | 3.51% | 56.77 | |
070560xx97xxxx | 重篤な臓器病変を伴う全身性自己免疫疾患 -手術あり-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 |
19人 | 44.32 | 34.59 | 21.05% | 69.84 | |
070470xx99x0xx | 関節リウマチ -手術なし-処置1:0-処置2:なし-副病:0-0 |
15人 | 17.00 | 15.73 | 0.00% | 73.20 | |
080270xxxx0xxx | 食物アレルギー -手術なし-処置1:なし-処置2:0-副病:0-0 |
7人 | 3.29 | 2.57 | 0.00% | 35.86 | |
040110xxxxx1xx | 間質性肺炎 -手術なし-処置1:0-処置2:1あり-副病:0-0 |
6人 | 8.50 | 20.15 | 0.00% | 58.00 |
解説
全身性臓器障害を伴う自己免疫疾患が多数を占めています。具体的な傷病名は、多発性硬化症・皮膚筋炎・全身性エリテマトーデス・結節性多発動脈炎・ベーチェット病等になります。
糖尿病内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
10007xxxxxx1xx | 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く) -手術なし-処置1:0-処置2:1あり-副病:0-0 |
98人 | 17.11 | 14.28 | 0.00% | 69.70 | |
100180xx990x0x | 副腎皮質機能亢進症、非機能性副腎皮質腫瘍 -手術なし-処置1:なし-処置2:0-副病:なし-0 |
71人 | 9.35 | 6.41 | 0.00% | 60.51 | |
10007xxxxxx0xx | 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く) -手術なし-処置1:0-処置2:なし-副病:0-0 |
33人 | 11.82 | 10.80 | 0.00% | 65.85 | |
100202xxxxxx0x | その他の副腎皮質機能低下症 -手術なし-処置1:0-処置2:0-副病:なし-0 |
27人 | 8.52 | 9.67 | 0.00% | 55.37 | |
100120xx99xxxx | 肥満症 -手術なし-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 |
18人 | 11.89 | 14.43 | 0.00% | 48.50 |
解説
症例数1位、3位の糖尿病は、2型糖尿病に対する教育入院や精査目的、また他科での術前・術後の血糖コントロールでの入院目的が多くを占めます。また、症例数2位、4位の副腎腫瘍や原発性アルドステロン症の精査・加療については、近年、高血圧症のスクリーニング検査の推奨の影響もあり症例数が増加しています。
消化器内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060100xx01xxxx | 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む) -内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 |
363人 | 3.07 | 2.64 | 0.00% | 66.35 | 〇 |
060340xx03x00x | 胆管(肝内外)結石、胆管炎 -限局性腹腔膿瘍手術等-処置1:0-処置2:なし-副病:なし-0 |
137人 | 12.40 | 8.94 | 4.38% | 72.34 | |
060180xx99x0xx | クローン病等 -手術なし-処置1:0-処置2:なし-副病:0-0 |
87人 | 4.43 | 7.75 | 0.00% | 42.41 | |
060020xx04xxxx | 胃の悪性腫瘍 -内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 |
82人 | 8.04 | 7.76 | 0.00% | 75.18 | 〇 |
060035xx04xxxx | 結腸(虫垂を含む)の悪性腫瘍 -早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 |
82人 | 6.23 | 6.59 | 0.00% | 68.68 | 〇 |
解説
第1位症例数より順に、大腸ポリープ、肝胆膵内科における閉塞性黄疸、総胆管結石、急性胆管炎、膵炎等の内視鏡的治療、炎症性腸疾患(クローン病)と、胃・大腸の悪性腫瘍の症例となっております。
前年度と比較して大腸ポリープや胆管炎の症例が増加し、悪性腫瘍に対する症例数が減少しています。
呼吸器内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
040040xx99200x | 肺の悪性腫瘍 -手術なし-処置1:2あり-処置2:なし-副病:なし-0 |
147人 | 3.70 | 3.05 | 2.04% | 72.37 | 〇 〇 |
040040xx9900xx | 肺の悪性腫瘍 -手術なし-処置1:なし-処置2:なし-副病:0-0 |
91人 | 14.25 | 13.49 | 13.19% | 72.54 | 〇 〇 |
040040xx99040x | 肺の悪性腫瘍 -手術なし-処置1:なし-処置2:4あり-副病:なし-0 |
58人 | 17.29 | 8.60 | 5.17% | 69.98 | 〇 〇 |
040110xxxxx0xx | 間質性肺炎 -手術なし-処置1:0-処置2:なし-副病:0-0 |
49人 | 15.76 | 18.57 | 14.29% | 73.80 | |
040040xx9905xx | 肺の悪性腫瘍 -手術なし-処置1:なし-処置2:5あり-副病:0-0 |
28人 | 25.32 | 18.98 | 0.00% | 68.69 | 〇 〇 |
解説
症例数1位、2位、3位、5位は肺の悪性腫瘍となり、主に検査(気管支鏡検査、CTガイド下肺生検、超音波気管支鏡下穿刺吸引生検法、気管支ファイバースコピー)を目的とした入院と、抗悪性腫瘍剤を使用した薬物療法を目的とした入院が上位を占めています。また症例数第4位の間質性肺炎の患者さんも例年と同様に多くいらっしゃいます。
神経内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
010110xxxxx4xx | 免疫介在性・炎症性ニューロパチー -手術なし-処置1:0-処置2:4あり-副病:0-0 |
61人 | 12.38 | 16.50 | 3.28% | 62.15 | |
010160xx99x00x | パーキンソン病 -手術なし-処置1:0-処置2:なし-副病:なし-0 |
35人 | 23.03 | 18.58 | 20.00% | 71.83 | |
010130xx99x4xx | 重症筋無力症 -手術なし-処置1:0-処置2:4あり-副病:0-0 |
29人 | 21.93 | 15.62 | 0.00% | 64.79 | |
010155xxxxx00x | 運動ニューロン疾患等 -手術なし-処置1:0-処置2:なし-副病:なし-0 |
17人 | 25.24 | 13.13 | 17.65% | 70.76 | |
010090xxxxx0xx | 多発性硬化症 -手術なし-処置1:0-処置2:なし-副病:0-0 |
16人 | 13.56 | 14.51 | 0.00% | 43.25 |
解説
神経内科における症例数第1位 は「慢性炎症性脱髄性多発神経炎」「ギランバレー症候群」、症例第2位は「パーキンソン病」、症例第3位は「重症筋無力症」に対するガンマグロブリン療法、症例数第4位は「脊髄性筋萎縮症及び関連症候群」、症例数第5位は「多発性硬化症」「視神経脊髄炎」の症例となります。
腎臓内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
110280xx9900xx | 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 -手術なし-処置1:なし-処置2:なし-副病:0-0 |
47人 | 16.94 | 11.77 | 2.13% | 62.57 | |
110280xx9901xx | 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 -手術なし-処置1:なし-処置2:1あり-副病:0-0 |
29人 | 18.72 | 13.82 | 3.45% | 67.55 | |
110280xx02x00x | 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 -動脈形成術、吻合術 その他の動脈等-処置1:0-処置2:なし-副病:なし-0 |
24人 | 11.13 | 7.59 | 4.17% | 66.79 | |
110280xx991xxx | 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 -手術なし-処置1:あり-処置2:0-副病:0-0 |
20人 | 8.45 | 6.45 | 0.00% | 44.60 | |
110280xx02x1xx | 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 -動脈形成術、吻合術 その他の動脈等-処置1:0-処置2:1あり-副病:0-0 |
17人 | 37.47 | 33.82 | 11.76% | 74.47 |
解説
昨年度と同様、慢性腎臓病に関連した症例が上位を占めております。症例数1、2、4位は、いずれも慢性腎臓病に関連した症例に対する一般治療目的の入院となり、特に第2位の症例は人工透析(その他・導入期含む)施行症例となります。続いて、シャント造設術施行(術後、透析導入なし)の入院が第3位となり、前回第4位であったシャント造設術及び透析導入目的の入院が今年度は第5位となりました。
小児科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
080270xxxx1xxx | 食物アレルギー -手術なし-処置1:あり-処置2:0-副病:0-0 |
67人 | 1.88 | 2.09 | 0.00% | 3.73 | |
100335xx99x00x | 代謝障害(その他) -手術なし-処置1:0-処置2:なし-副病:なし-0 |
38人 | 4.00 | 10.10 | 0.00% | 4.95 | |
040090xxxxxxxx | 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) -手術なし-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 |
34人 | 7.50 | 5.89 | 0.00% | 4.88 | |
040100xxxxx00x | 喘息 -手術なし-処置1:0-処置2:なし-副病:なし-0 |
34人 | 6.79 | 6.05 | 2.94% | 6.62 | |
060130xx9900xx | 食道、胃、十二指腸、他腸の炎症(その他良性疾患) -手術なし-処置1:なし-処置2:なし-副病:0-0 |
29人 | 12.00 | 7.79 | 0.00% | 11.10 |
解説
小児科では食物アレルギーに対する負荷試験目的の入院が症例数第1位となり、増加傾向にあります。また、糖尿病などの代謝性疾患の治療入院や、気管支炎による入院が多くあります。
NICUでは、低出生体重児、新生児一過性多呼吸、新生児低体温などの新生児を受け入れています。
肝胆膵外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
06007xxx9905xx | 膵臓、脾臓の腫瘍 -手術なし-処置1:なし-処置2:5あり-副病:0-0 |
55人 | 4.06 | 7.70 | 0.00% | 71.38 | |
060050xx02xxxx | 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む) -肝切除術 部分切除等-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 |
49人 | 14.94 | 14.50 | 2.04% | 71.67 | |
06007xxx010xxx | 膵臓、脾臓の腫瘍 -膵頭部腫瘍切除術 血行再建を伴う腫瘍切除術の場合等-処置1:なし-処置2:0-副病:0-0 |
39人 | 26.90 | 24.71 | 0.00% | 71.15 | |
060335xx02000x | 胆嚢炎等 -腹腔鏡下胆嚢摘出術等-処置1:なし-処置2:なし-副病:なし-0 |
32人 | 6.00 | 6.93 | 0.00% | 67.47 | 〇 |
060340xx03x00x | 胆管(肝内外)結石、胆管炎 -限局性腹腔膿瘍手術等-処置1:0-処置2:なし-副病:なし-0 |
32人 | 19.50 | 8.94 | 6.25% | 70.72 |
解説
症例数第1位は膵癌に対する化学療法目的の症例になります。第2位は肝癌に対し肝切除術を施行した症例で、前年度に比べ減少傾向にあります。次いで、膵癌に対して手術を施行した症例、胆のう結石・胆のう炎・胆のうポリープ等に対して腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行した症例、胆管炎、閉塞性黄疸等に対してENBD、ERBD等内視鏡手術を施行した症例となります。
小児外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060160x101xxxx | 鼠径ヘルニア(15歳未満) -ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 |
88人 | 1.94 | 2.78 | 0.00% | 3.90 | 〇 |
060170xx02xx0x | 閉塞、壊疽のない腹腔のヘルニア -ヘルニア手術 腹壁瘢痕ヘルニア等-処置1:0-処置2:0-副病:なし-0 |
43人 | 1.67 | 7.05 | 0.00% | 2.12 | 〇 |
140590xx97xxxx | 停留精巣 -手術あり-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 |
9人 | 2.00 | 3.00 | 0.00% | 1.00 | 〇 |
060150xx02xxxx | 虫垂炎 -虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴うもの等 -処置1:0-処置2:0-副病:0-0 |
8人 | 6.13 | 9.78 | 0.00% | 10.50 | 〇 |
060150xx03xxxx | 虫垂炎 -虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 |
5人 | 4.20 | 5.32 | 0.00% | 11.00 | 〇 |
解説
上位5症例とも手術を目的とした入院となり、症例数1位、2位は前年度と同様、鼠径ヘルニアや臍ヘルニア等のヘルニアに対する手術の症例となります。次いで停留精巣や虫垂炎に対する手術の症例が第3~5位を占めています。
消化器外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060020xx02xxxx | 胃の悪性腫瘍-胃切除術 悪性腫瘍手術等 -処置1:0-処置2:0-副病:0-0 |
60人 | 20.57 | 18.05 | 1.67% | 68.43 | 〇 |
060035xx010x0x | 結腸(虫垂を含む)の悪性腫瘍-結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 -処置1:なし-処置2:0-副病:なし-0 |
54人 | 14.94 | 15.40 | 3.70% | 73.83 | 〇 |
060180xx01x1xx | クローン病等-痔瘻根治手術等 -処置1:0-処置2:1あり-副病:0-0 |
54人 | 27.83 | 31.90 | 1.85% | 41.59 | |
060040xx0200xx | 直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍-肛門悪性腫瘍手術 切除等 -処置1:なし-処置2:なし-副病:0-0 |
38人 | 13.74 | 14.89 | 0.00% | 65.55 | |
060180xx01x0xx | クローン病等-痔瘻根治手術等 -処置1:0-処置2:なし-副病:0-0 |
36人 | 8.78 | 7.43 | 0.00% | 38.11 |
解説
症例数第1位は胃の悪性腫瘍、第2位及び第4位の症例は大腸の悪性腫瘍、第3位、第5位は炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病)の症例となり、全症例とも手術を施行しています。
前年度と比較して直腸肛門の悪性腫瘍手術の症例が増加しています。
乳腺甲状腺外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
090010xx010xxx | 乳房の悪性腫瘍 -乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む))等-処置1:なし-処置2:0-副病:0-0 |
96人 | 11.77 | 9.99 | 0.00% | 58.30 | 〇 |
090010xx99x40x | 乳房の悪性腫瘍 -手術なし-処置1:0-処置2:4あり-副病:なし-0 |
61人 | 4.46 | 3.66 | 0.00% | 53.77 | 〇 |
090010xx02xxxx | 乳房の悪性腫瘍 -乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの)-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 |
59人 | 7.15 | 5.67 | 0.00% | 57.10 | 〇 |
090010xx97x0xx | 乳房の悪性腫瘍 -その他の手術あり-処置1:0-処置2:なし-副病:0-0 |
21人 | 5.48 | 6.45 | 0.00% | 59.86 | |
090010xx011xxx | 乳房の悪性腫瘍 -乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む))等-処置1:あり-処置2:0-副病:0-0 |
14人 | 16.79 | 15.14 | 0.00% | 51.64 | 〇 〇 |
解説
主に乳房の悪性腫瘍に対する治療目的の入院となります。上位を占めている症例の多くは乳房切除術(手術)目的の入院であり、第2位は化学療法目的の入院となります。
心臓血管外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
050080xx0101xx | 弁膜症(連合弁膜症を含む) -ロス手術(自己肺動脈弁組織による大動脈基部置換術)等-処置1:なし-処置2:1あり-副病:0-0 |
53人 | 17.81 | 21.78 | 1.89% | 63.87 | |
050163xx03x0xx | 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 -ステントグラフト内挿術-処置1:0-処置2:なし-副病:0-0 |
34人 | 8.27 | 10.62 | 2.94% | 78.06 | 〇 |
050050xx0101xx | 狭心症、慢性虚血性心疾患 -心室瘤切除術(梗塞切除を含む) 単独のもの等-処置1:なし-処置2:1あり-副病:0-0 |
27人 | 22.11 | 21.24 | 3.70% | 71.48 | |
050163xx9900xx | 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 -手術なし-処置1:なし-処置2:なし-副病:0-0 |
14人 | 5.64 | 8.08 | 21.43% | 82.14 | 〇 |
050080xx97010x | 弁膜症(連合弁膜症を含む) -その他の手術あり-処置1:なし、1あり-処置2:1あり-副病:なし-0 |
12人 | 17.67 | 15.83 | 8.33% | 83.92 |
解説
症例数第1位は、弁置換術・胸腔鏡下弁置換術になり侵襲の大きな手術となりますが、前年度と比較して平均在院日数は短くなっています。また、症例数第2位のステントグラフト内挿術も前年度と比較して平均在日数は短くなっています。症例数第3位は冠動脈バイパス移植術になり侵襲の大きな手術になります。高齢化社会が加速していると現状も影響し、低侵襲の手術症例が増加傾向にあります。
呼吸器外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
040040xx97x00x | 肺の悪性腫瘍 -その他の手術あり-処置1:0-処置2:なし-副病:なし-0 |
157人 | 9.71 | 10.06 | 1.27% | 70.85 | |
040050xx97x0xx | 胸壁腫瘍、胸膜腫瘍 -その他の手術あり-処置1:0-処置2:なし-副病:0-0 |
53人 | 8.96 | 12.05 | 0.00% | 73.13 | |
040200xx01x00x | 気胸 -肺切除術等-処置1:0-処置2:なし-副病:なし-0 |
34人 | 9.41 | 9.68 | 0.00% | 44.24 | |
040050xx99x4xx | 胸壁腫瘍、胸膜腫瘍 -手術なし-処置1:0-処置2:4あり-副病:0-0 |
30人 | 7.53 | 9.75 | 0.00% | 70.37 | |
040040xx99200x | 肺の悪性腫瘍 -手術なし-処置1:2あり-処置2:なし-副病:なし-0 |
25人 | 2.92 | 3.05 | 0.00% | 74.28 |
解説
症例数第1位は肺癌に対する手術加療、第2位は悪性胸膜中皮腫に対する手術加療、第3位は気胸に対する手術加療、第4位は悪性胸膜中皮腫に対する化学療法、第5位は肺癌に対する検査入院になります。
悪性胸膜中皮腫に対する外科治療の実績は世界でもトップレベルとなります。
整形外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
070230xx01xxxx | 膝関節症(変形性を含む) -人工関節再置換術等-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 |
73人 | 28.88 | 22.44 | 6.85% | 74.05 | 〇 |
070343xx01x0xx | 脊柱管狭窄(脊椎症を含む) 腰部骨盤、不安定椎 -脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む) 前方椎体固定等-処置1:0-処置2:なし-副病:0-0 |
46人 | 26.00 | 20.05 | 17.39% | 71.22 | 〇 |
070010xx010xxx | 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く) -四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術等-処置1:なし-処置2:0-副病:0-0 |
45人 | 7.76 | 5.29 | 2.22% | 55.98 | |
070343xx99x1xx | 脊柱管狭窄(脊椎症を含む) 腰部骨盤、不安定椎 -手術なし-処置1:0-処置2:1あり-副病:0-0 |
44人 | 3.05 | 2.62 | 0.00% | 71.14 | 〇 |
160620xx01xxxx | 肘、膝の外傷(スポーツ障害等を含む) -腱縫合術等-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 |
36人 | 15.56 | 13.19 | 0.00% | 25.56 |
解説
症例数第1位は、変形性膝関節症の患者さんに対する骨切り術を行っております。プレートと人工骨を用いることで術後翌日から全荷重で歩行が可能となり約3週間で退院となります。この症例はスポーツの継続を希望している患者さんに特に喜んでいただけています。症例数第4位は、脊柱管狭窄症に対するミエロ検査目的での短期入院です。靱帯や半月板の損傷に対しては、関節鏡を用いた小皮切による低侵襲の手術を行っています。
形成外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
020230xx97x0xx | 眼瞼下垂 -手術あり-処置1:0-処置2:なし-副病:0-0 |
50人 | 2.56 | 2.90 | 0.00% | 68.44 | |
070010xx970xxx | 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く) -その他の手術あり-処置1:なし-処置2:0-副病:0-0 |
15人 | 4.47 | 4.50 | 0.00% | 39.47 | |
160200xx02000x | 顔面損傷(口腔、咽頭損傷を含む) -鼻骨骨折整復固定術等-処置1:なし-処置2:なし-副病:なし-0 |
14人 | 4.14 | 4.72 | 0.00% | 39.86 | 〇 |
020320xx97xxxx | 眼瞼、涙器、眼窩の疾患 -手術あり-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 |
11人 | 4.91 | 3.11 | 0.00% | 44.73 | |
090010xx05xxxx | 乳房の悪性腫瘍 -ゲル充填人工乳房を用いた乳房再建術(乳房切除後)-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 |
9人 | 11.00 | 7.71 | 0.00% | 52.56 |
解説
上位5症例は手術を伴う治療であり、症例数第1位の眼瞼下垂症手術は、患者さんの状態に応じて3種類の手術を行っていますが、局所麻酔下で両眼の治療をされる方が多く、約3日間の入院期間となります。同じ眼の疾患で症例数第4位の眼瞼、涙器、眼窩の疾患は、眼瞼内反症手術を全身麻酔下で行うことが多く、約1週間弱の入院期間となります。症例数第2位は骨軟部腫瘍に対する切除目的の入院です。症例数第3位は鼻骨骨折に対しての整復手術を目的とした入院です。症例数第5位は乳房術後のインプライントを用いた2次的再建術になります。インプラインの入れ替えも行っております。
脳神経外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
010030xx9910xx | 未破裂脳動脈瘤 -手術なし-処置1:あり-処置2:なし-副病:0-0 |
185人 | 3.44 | 2.95 | 1.08% | 62.01 | |
010030xx03x0xx | 未破裂脳動脈瘤 -脳血管内手術-処置1:0-処置2:なし-副病:0-0 |
143人 | 6.56 | 9.06 | 2.10% | 63.52 | 〇 |
010070xx9910xx | 脳血管障害 -手術なし-処置1:あり-処置2:なし-副病:0-0 |
80人 | 3.18 | 3.23 | 0.00% | 65.43 | |
100260xx9910xx | 下垂体機能亢進症 -手術なし-処置1:あり-処置2:なし-副病:0-0 |
47人 | 3.49 | 5.64 | 0.00% | 52.32 | |
010040x099000x | 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) -手術なし-処置1:なし-処置2:なし-副病:なし-0 |
42人 | 12.64 | 19.58 | 61.90% | 61.50 |
解説
症例数第1位及び3位は主にカテーテル検査目的の症例となります。1泊2日もしくは、2泊3日の入院期間となります。症例数第2位は未破裂脳動脈瘤に対する脳血管内手術(カテーテル手術)の症例となり、第4位は下垂体機能亢進症による下垂体負荷試験の検査入院、第5位は脳内出血や脳血管の動静脈奇形の症例です。
皮膚科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
080140xxxxx2xx | 炎症性角化症 -手術なし-処置1:0-処置2:2あり-副病:0-0 |
37人 | 2.00 | 2.37 | 0.00% | 53.70 | |
080006xx01x0xx | 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) -皮膚悪性腫瘍切除術等-処置1:0-処置2:なし-副病:0-0 |
21人 | 6.29 | 7.29 | 0.00% | 74.57 | 〇 |
050180xx02xxxx | 静脈・リンパ管疾患 -下肢静脈瘤手術等-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 |
14人 | 3.00 | 2.66 | 0.00% | 66.07 | 〇 |
080020xxxxxxxx | 帯状疱疹 -手術なし-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 |
10人 | 10.80 | 9.25 | 0.00% | 64.40 | |
180060xx97xxxx | その他の新生物 -手術あり-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 |
9人 | 5.22 | 5.96 | 0.00% | 71.00 | 〇 |
解説
症例数第1位は膿胞性乾癬に対するインフリキシマブ(レミケード)投与になります。症例数第2位は皮膚悪性腫瘍に対する単純切除術、第3位は下肢静脈瘤に対する抜去・切除術、第4位は帯状疱疹、蜂窩織炎、第5位が良性腫瘍の切除術などの症例になります。
泌尿器科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
110080xx991xxx | 前立腺の悪性腫瘍 -手術なし-処置1:あり-処置2:0-副病:0-0 |
142人 | 2.22 | 2.45 | 0.00% | 70.19 | 〇 |
110070xx03x0xx | 膀胱腫瘍 -膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術-処置1:0-処置2:なし-副病:0-0 |
92人 | 9.16 | 6.85 | 1.09% | 75.92 | 〇 |
110080xx01xxxx | 前立腺の悪性腫瘍 -前立腺悪性腫瘍手術等-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 |
42人 | 15.19 | 11.30 | 0.00% | 68.86 | |
11013xxx01xxxx | 下部尿路疾患 -膀胱結石、異物摘出術 膀胱高位切開術等-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 |
40人 | 14.05 | 15.43 | 0.00% | 52.18 | |
110070xx99x20x | 膀胱腫瘍 -手術なし-処置1:0-処置2:2あり-副病:なし-0 |
34人 | 16.12 | 9.51 | 0.00% | 73.03 |
解説
症例数第1位は前立腺針生検法施行の症例、第3位は腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(内視鏡手術支援機器使用)施行の症例となります。症例数第2位は膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術 電解質溶液利用のもの)(アラグリオなし)施行の症例、第5位は膀胱癌に対する化学療法施行症例となります。症例数第4位は尿道狭窄症に対し、尿道形成手術施行症例となります。コロナ禍における影響等もあり、腎移植後「腎移植後急性拒絶反応の疑い」における腎生検症例については、上位5症例には挙がっていませんが当科においては多い症例となります。
産婦人科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
120260x001xxxx | 分娩の異常(分娩時出血量2000ml未満) -子宮破裂手術等-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 |
46人 | 8.96 | 9.37 | 0.00% | 34.78 | 〇 〇 |
120180xx01xxxx | 胎児及び胎児付属物の異常 -子宮全摘術等-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 |
45人 | 10.18 | 9.38 | 0.00% | 34.96 | 〇 〇 |
12002xxx01x0xx | 子宮頸・体部の悪性腫瘍 -子宮悪性腫瘍手術等-処置1:0-処置2:なし-副病:0-0 |
43人 | 11.61 | 10.48 | 0.00% | 57.30 | 〇 〇 〇 |
120060xx02xxxx | 子宮の良性腫瘍 -腹腔鏡下腟式子宮全摘術等-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 |
41人 | 6.44 | 5.98 | 0.00% | 44.68 | 〇 〇 |
120140xxxxxxxx | 流産 -手術なし-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 |
34人 | 2.82 | 2.45 | 0.00% | 36.56 | 〇 |
解説
症例数第1位は分娩の異常による手術(帝王切開術、吸引娩出術など)、第2位は胎児及び付属物の異常による手術(帝王切開術、まれに子宮動脈塞栓術など)の症例、第3位は子宮頚・体部の悪性腫瘍手術、第4位は良性腫瘍(子宮筋腫など)の手術症例です。
眼科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
020110xx97xxx0 | 白内障、水晶体の疾患 -手術あり-処置1:0-処置2:0-副病:0-片眼 |
803人 | 2.39 | 2.63 | 0.00% | 72.53 | 〇 |
020150xx97xxxx | 斜視(外傷性・癒着性を除く) -手術あり-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 |
599人 | 2.92 | 3.11 | 0.00% | 36.04 | 〇 |
020160xx97xxx0 | 網膜剥離 -手術あり-処置1:0-処置2:0-副病:0-片眼 |
191人 | 8.80 | 8.05 | 0.00% | 57.00 | 〇 〇 |
020110xx97xxx1 | 白内障、水晶体の疾患 -手術あり-処置1:0-処置2:0-副病:0-両眼 |
163人 | 3.45 | 4.67 | 0.00% | 75.83 | 〇 |
020220xx01xxx0 | 緑内障 -緑内障手術 濾過手術-処置1:0-処置2:0-副病:0-片眼 |
130人 | 10.82 | 8.97 | 0.00% | 70.82 | 〇 |
解説
上位5症例はすべて手術を伴った治療です。症例数第1位の白内障手術は、同月内に2~3日間の入院期間で2回入院し、片眼ずつ治療を行うケースが主流となります。しかし近年では、1度の入院で同日に両眼の治療を行うケースや、1度の入院中に日を分けて片眼ずつ治療を行うケースが増加しています。白内障手術の症例の中には、術後合併症である眼内レンズ脱臼の治療も含まれます。症例第2位の斜視は、球後麻酔・全身麻酔での治療で、患者さんの状態に応じて5種類の手術を行っています。網膜剥離・緑内障は、加齢を伴う疾患であるため、白内障手術と併せて行うことが多くあります。
耳鼻咽喉科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
030350xxxxxxxx | 慢性副鼻腔炎 -手術なし-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 |
149人 | 6.58 | 6.23 | 0.00% | 52.05 | |
030440xx01xxxx | 慢性化膿性中耳炎・中耳真珠腫 -鼓室形成手術-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 |
91人 | 5.85 | 6.83 | 0.00% | 48.13 | 〇 〇 |
030380xxxxxxxx | 鼻出血 -手術なし-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 |
38人 | 2.71 | 5.34 | 2.63% | 72.11 | |
030150xx97xxxx | 耳・鼻・口腔・咽頭・大唾液腺の腫瘍 -手術あり-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 |
37人 | 7.73 | 6.81 | 0.00% | 55.86 | |
03001xxx0200xx | 頭頸部悪性腫瘍 -頸部悪性腫瘍手術等-処置1:なし-処置2:なし-副病:0-0 |
28人 | 17.54 | 12.88 | 3.57% | 66.86 |
解説
症例数第1位の慢性副鼻腔炎は内視鏡下での手術加療が主流となります。左右同時の手術が可能であり、アレルギー性鼻炎や鼻中隔湾曲症に対する手術が併施されることもあります。症例数第2位の中耳炎・中耳真珠腫は、状態によって耳小骨温存術、耳小骨再建術のいずれかの手術が選択され、術後3~5日で退院される場合が多くなります。症例数第3位の鼻出血は、緊急入院による治療実績が大部分を占めており、出血の程度によっては鼻腔粘膜焼灼術が施行されることもあります。症例数第4・5位の腫瘍に対する治療は、外来通院による化学療法や放射線治療にて加療が行われる場合もあります。
放射線科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
040040xx97x00x | 肺の悪性腫瘍 -その他の手術あり-処置1:0-処置2:なし-副病:なし-0 |
40人 | 8.53 | 10.06 | 0.00% | 62.78 | |
11001xxx97x0xx | 腎腫瘍 -その他の手術あり-処置1:0-処置2:なし-副病:0-0 |
36人 | 5.42 | 12.26 | 0.00% | 73.53 | |
11001xxx01x0xx | 腎腫瘍 -腎(尿管)悪性腫瘍手術等-処置1:0-処置2:なし-副病:0-0 |
29人 | 6.31 | 10.27 | 0.00% | 68.55 | |
060050xx030xxx | 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む) -肝悪性腫瘍ラジオ波焼灼療法(一連として)等-処置1:なし-処置2:0-副病:0-0 |
14人 | 9.29 | 7.56 | 0.00% | 72.07 | |
070040xx97x0xx | 骨の悪性腫瘍(脊椎を除く) -その他の手術あり-処置1:0-処置2:なし-副病:0-0 |
11人 | 11.64 | 16.88 | 0.00% | 42.55 |
解説
放射線療法では、血管塞栓術やラジオ波焼灼療法を積極的に実施しています。
前年度までは腎腫瘍に対する凍結療法が症例数第1位でしたが、今年度の症例第1位となったのは肺癌に対するラジオ波焼灼療法であり、今後も積極的にIVR治療を展開していきます。
麻酔科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
080020xxxxxxxx | 帯状疱疹 -手術なし-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 |
23人 | 15.87 | 9.25 | 4.35% | 79.74 | |
071030xx97xxxx | その他の筋骨格系・結合組織の疾患 -手術あり-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 |
18人 | 12.17 | 22.47 | 5.56% | 57.00 | |
070341xx99x00x | 脊柱管狭窄(脊椎症を含む) 頸部 -手術なし-処置1:0-処置2:なし-副病:なし-0 |
7人 | 17.14 | 12.35 | 0.00% | 57.43 | 〇 |
070343xx99x20x | 脊柱管狭窄(脊椎症を含む) 腰部骨盤、不安定椎 -手術なし-処置1:0-処置2:2あり-副病:なし-0 |
7人 | 28.14 | 7.23 | 0.00% | 78.43 | 〇 |
010111xxxxx0xx | 遺伝性ニューロパチー -手術なし-処置1:0-処置2:なし-副病:0-0 |
6人 | 16.67 | 12.06 | 0.00% | 71.50 |
解説
症例数第1位は帯状疱疹、第2位は椎弓切除後症候群の症例となり、硬膜外ブロック、脊髄刺激療法等の疼痛除去が主な治療となります。症例数第3位に関しては、硬膜外ブロックを目的とした治療を行っています。
救急医学科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
161070xxxxx00x | 薬物中毒(その他の中毒) -手術なし-処置1:0-処置2:なし-副病:なし-0 |
35人 | 2.51 | 3.61 | 2.86% | 36.46 | |
160800xx01xxxx | 股関節・大腿近位の骨折 -人工骨頭挿入術 肩、股等-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 |
17人 | 21.00 | 26.42 | 82.35% | 75.12 | |
040081xx99x0xx | 誤嚥性肺炎 -手術なし-処置1:0-処置2:なし-副病:0-0 |
13人 | 9.85 | 21.11 | 46.15% | 77.08 | |
160100xx97x00x | 頭蓋・頭蓋内損傷 -その他の手術あり-処置1:0-処置2:なし-副病:なし-0 |
10人 | 14.20 | 10.14 | 20.00% | 56.00 | |
160100xx99x00x | 頭蓋・頭蓋内損傷 -手術なし-処置1:0-処置2:なし-副病:なし-0 |
9人 | 6.56 | 8.54 | 22.22% | 41.22 |
解説
救命救急センターに運ばれた患者さんの治療を行っており、治療する疾患は多岐に渡ります。その中でも、急性薬物中毒の治療をした症例が第1位となります。症例数第2位は、大腿骨の骨折の治療症例になります。症例には掲載されていませんが、当院は熱傷センターも併設していることから、重度熱傷の患者さんの受け入れ・治療も行っております。また、2020年3月よりCOVID-19の中等症・重症患者の治療も行っています。
新生児科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
140010x299x0xx | 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(1500g以上2500g未満) -手術なし-処置1:0-処置2:なし-副病:0-0 |
10人 | 7.70 | 10.92 | 0.00% | 0.00 | |
140010x199x0xx | 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(2500g以上) -手術なし-処置1:0-処置2:なし-副病:0-0 |
1人 | 8.00 | 6.13 | 0.00% | 0.00 | |
140010x297x0xx | 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(1500g以上2500g未満) -手術あり-処置1:0-処置2:なし-副病:0-0 |
1人 | 8.00 | 14.82 | 0.00% | 0.00 |
解説
症例数第1位~3位は低出生体重児の症例となっています。長期の入院となる新生児は小児科へ転科することが多いため、新生児科の平均在院日数は短くなります。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
初発 | 再発 | 病期分類 基準(※) |
版数 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Stage I | Stage II | Stage III | Stage IV | 不明 | ||||
胃癌 | 107 | 35 | 67 | 159 | 41 | - | 1:UICC TNM分類 | 第8版 |
大腸癌 | 70 | 51 | 94 | 69 | 57 | 58 | 2:癌取扱い規約 | 第9版 |
乳癌 | 95 | 78 | 44 | 13 | 20 | 84 | 1:UICC TNM分類 | 第8版 |
肺癌 | 176 | 56 | 139 | 235 | 54 | 99 | 1:UICC TNM分類 | 第8版 |
肝癌 | 72 | 21 | 21 | 14 | 15 | 114 | 2:癌取扱い規約 | 第6版 |
- 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
定義
胃がん、大腸がん、乳がん、肺がん、肝がんについて初発患者は、UICCのTNMから示される病期分類による退院実患者数を、再発患者(再発部位によらない、継続治療患者を含む)は、期間内の実 患者数を集計しています。
いずれも集計期間内に複数回入院しても1例とカウントし、初発例としてカウントした患者は、再発例にはカウントしていない。TNM分類が不正確等でstageが不明な場合は、「不明」としています。
解説
がんのstageとは?
がんのstegeは、TNM分類を基本に分類します。がんの進行度や広がりを表しており、0期に近いほどがんが小さくとどまっている状態、Ⅳ期に近いほどがんが広がっている状態です。
成人市中肺炎の重症度別患者数等
患者数 | 平均 在院日数 |
平均年齢 | |
---|---|---|---|
軽症 | 21 | 19.62 | 58.10 |
中等症 | 69 | 20.28 | 73.00 |
重症 | 14 | 26.00 | 81.20 |
超重症 | - | - | - |
不明 | - | - | - |
定義
入院契機傷病名および最も医療資源を投入した傷病名のICD10コードがJ13-J18$で始まるもので集計を行いました。
解説
この指標は、成人の市中肺炎(※注1)(2019年度様式1の肺炎重症度分類の7桁目=5に相当)につき、重症度別に患者数、平均在院日数、平均年齢を示しています。インフルエンザ等、ウイルス性肺炎、誤嚥性肺炎、小児肺炎は含まれていません。
重症度分類はA-DROPスコア(※注2)を用い、軽症~超重症の4段階で表記しています。重症度分類の各因子が一つでも不明な場合は「不明」と分類しています。
- 市中肺炎:普段の社会生活の中でかかる肺炎。
- A-DROPスコア:
Age(年齢):男性70歳以上、女性75歳以上
Dehydration(脱水):BUN21mg/dL以上または脱水あり
Respiration:SpO2<=90%(PaO2 60Torr以下)
Orientation(意識障害):意識障害あり
Pressure(収縮期血圧):収縮期血圧90mmHg以下
5点満点で、上記のうち1項目該当すれば1点、2項目該当すれば2点とカウントします。
軽症:0点の場合
中等症:1~2点の場合
重症:3点の場合
超重症:4~5点の場合(ただし、ショックがあれば1項目のみでも超重症とします。)
不明:重症度分類の各因子が1つでも不明な場合
脳梗塞の患者数等
発症日から | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | 転院率 |
---|---|---|---|---|
3日以内 | 203人 | 18.65日 | 76.00歳 | 51.30% |
その他 | 23人 | 12.44日 | 72.40歳 | 2.70% |
合計 | 226人 | 18.02日 | 75.60歳 | 54.00% |
定義
最も医療資源を投入した傷病名が脳梗塞(ICD10がI63$)で集計を行いました。
解説
この指標は、脳梗塞の症例数、平均在院日数、平均年齢、転院率を示しています。
当院では脳卒中センターを開設しており、脳卒中などの救急疾患には24時間体制で対応しているため、発症日から3日以内の脳梗塞患者数が多くなっています。特にカテーテルを用いた再開通療法(血栓回収療法)に積極的に取り組んでおり、国内有数の治療件数です。また脳神経外科とともに、内科治療、カテーテル治療、外科治療の全ての中からベストと考えられる治療を提供します。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
循環器内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K5951 | 経皮的カテーテル心筋焼灼術(心房中隔穿刺、心外膜アプローチ) | 237人 | 1.77 | 2.95 | 0.00% | 68.78 | 〇 |
K616 | 四肢の血管拡張術・血栓除去術 | 101人 | 2.34 | 14.37 | 6.93% | 72.94 | 〇 |
K5493 | 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) | 64人 | 1.84 | 4.52 | 1.56% | 71.91 | 〇 |
K597-2 | ペースメーカー交換術 | 36人 | 1.11 | 4.67 | 0.00% | 79.92 | 〇 |
K5952 | 経皮的カテーテル心筋焼灼術(その他) | 31人 | 1.68 | 2.52 | 0.00% | 69.77 | 〇 |
血液腫瘍内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K921-31 | 末梢血単核球採取(採取のみ) | 21人 | 3.81 | 15.81 | 0.00% | 59.67 | |
K9212ロ | 造血幹細胞採取(末梢血幹細胞採取)(自家移植) | 11人 | 14.36 | 2.55 | 0.00% | 58.18 | 〇 |
K921-32 | 末梢血単核球採取(採取、細胞調整及び凍結保存) | 4人 | 1.50 | 7.75 | 0.00% | 53.25 |
消化管内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) | 344人 | 1.02 | 1.22 | 0.00% | 66.98 | 〇 |
K688 | 内視鏡的胆道ステント留置術 | 95人 | 2.58 | 10.54 | 5.26% | 69.64 | |
K721-4 | 早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術 | 91人 | 1.10 | 4.19 | 0.00% | 67.34 | 〇 |
K6532 | 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍胃粘膜) | 82人 | 1.02 | 6.13 | 0.00% | 75.07 | 〇 | K5223 | 食道狭窄拡張術(拡張用バルーン) | 44人 | 1.39 | 2.02 | 0.00% | 71.14 |
腎臓内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K6121イ | 末梢動静脈瘻造設術(内シャント造設術)(単純) | 48人 | 11.04 | 17.06 | 8.33% | 69.83 | 〇 |
K616-41 | 経皮的シャント拡張術・血栓除去術(初回) | 16人 | 5.06 | 7.19 | 12.50% | 75.19 | 〇 |
K654 | 内視鏡的消化管止血術 | 4人 | 19.25 | 60.75 | 0.00% | 62.00 | |
K635-3 | 連続携行式腹膜灌流用カテーテル腹腔内留置術 | 3人 | 4.00 | 14.33 | 0.00% | 52.00 | |
K607-3 | 上腕動脈表在化法 | 2人 | 11.50 | 13.00 | 0.00% | 60.00 |
肝胆膵外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K672-2 | 腹腔鏡下胆嚢摘出術 | 63人 | 1.38 | 3.79 | 0.00% | 65.32 | 〇 |
K688 | 内視鏡的胆道ステント留置術 | 57人 | 3.83 | 16.47 | 5.26% | 70.96 | |
K7032 | 膵頭部腫瘍切除術 リンパ節・神経叢郭清等を伴う etc. | 36人 | 6.36 | 26.11 | 5.56% | 70.19 | |
K695-21イ | 腹腔鏡下肝切除術(部分切除)(単回切除) | 22人 | 4.09 | 10.14 | 4.55% | 73.91 | |
K702-21 | 腹腔鏡下膵体尾部腫瘍切除術 脾同時切除 etc. | 18人 | 6.17 | 16.67 | 0.00% | 73.72 |
小児外科
消化管外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K719-3 | 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 | 57人 | 3.56 | 11.58 | 5.26% | 73.37 | 〇 |
K740-22 | 腹腔鏡下直腸切除・切断術 低位前方切除術 etc. | 53人 | 3.91 | 19.77 | 0.00% | 66.08 | 〇 |
K7462 | 痔瘻根治手術(複雑) | 52人 | 1.58 | 3.27 | 1.92% | 38.17 | |
K655-22 | 腹腔鏡下胃切除術(悪性腫瘍手術) | 34人 | 2.53 | 15.21 | 2.94% | 67.03 | 〇 |
K719-21 | 腹腔鏡下結腸切除術(小範囲切除、結腸半側切除) | 33人 | 8.82 | 16.15 | 0.00% | 37.18 | 〇 |
乳腺甲状腺外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K4763 | 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩部郭清を伴わない)) | 79人 | 1.58 | 9.80 | 0.00% | 56.19 | 〇 |
K4762 | 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わない)) | 59人 | 1.58 | 4.68 | 0.00% | 57.59 | 〇 |
K6113 | 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) etc. | 21人 | 2.00 | 3.29 | 0.00% | 51.43 | |
K4765 | 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術・胸筋切除を併施しない) | 9人 | 2.11 | 13.00 | 0.00% | 62.11 | 〇 |
K4741 | 乳腺腫瘍摘出術(長径5cm未満) | 8人 | 1.25 | 2.13 | 0.00% | 52.88 |
心臓血管外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K5612ロ | ステントグラフト内挿術(腹部大動脈) | 36人 | 2.64 | 7.83 | 8.33% | 78.67 | 〇 |
K552-22 | 冠動脈、大動脈バイパス移植術(人工心肺不使用)(2吻合以上) | 20人 | 6.75 | 20.30 | 0.00% | 74.05 | |
K554-21 | 胸腔鏡下弁形成術(1弁のもの) etc. | 20人 | 1.75 | 9.70 | 0.00% | 56.50 | |
K5522 | 冠動脈、大動脈バイパス移植術(2吻合以上) | 15人 | 7.67 | 28.93 | 20.00% | 67.20 | |
K555-22 | 経カテーテル弁置換術(経皮的大動脈弁置換術) | 14人 | 8.14 | 9.29 | 7.14% | 84.5 | 〇 |
呼吸器外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K514-23 | 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉超) etc. | 102人 | 1.82 | 7.57 | 0.00% | 70.51 | |
K488-4 | 胸腔鏡下試験切除術 | 45人 | 1.56 | 6.09 | 0.00% | 72.93 | |
K5131 | 胸腔鏡下肺切除術(肺嚢胞手術(楔状部分切除)) | 34人 | 2.79 | 5.32 | 0.00% | 45.94 | |
K51410 | 肺悪性腫瘍手術(壁側・臓側胸膜全切除、横隔膜心膜合併切除を伴う) | 32人 | 2.63 | 25.69 | 0.00% | 70.41 | |
K514-21 | 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(部分切除) | 29人 | 1.17 | 6.69 | 0.00% | 73.07 |
整形外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K0821 | 人工関節置換術 膝 etc. | 114人 | 1.63 | 25.71 | 10.53% | 72.58 | 〇 |
K1423 | 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(後方椎体固定) | 47人 | 3.00 | 24.45 | 25.53% | 72.36 | 〇 〇 |
K134-22 | 内視鏡下椎間板摘出(切除)術(後方摘出術) | 37人 | 0.95 | 5.00 | 5.41% | 61.68 | 〇 |
K0301 | 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術 大腿 etc. | 32人 | 1.00 | 7.22 | 3.13% | 57.63 | |
K1421 | 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(前方椎体固定) | 32人 | 1.72 | 39.06 | 56.25% | 73.38 | 〇 |
形成外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K2191 | 眼瞼下垂症手術(眼瞼挙筋前転法) | 38人 | 0.00 | 1.55 | 0.00% | 68.74 | 〇 |
K2193 | 眼瞼下垂症手術(その他) | 14人 | 0.14 | 2.00 | 0.00% | 65.36 | 〇 |
K0072 | 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) | 10人 | 0.50 | 5.20 | 0.00% | 77.10 | |
K476-4 | ゲル充填人工乳房を用いた乳房再建術(乳房切除後) | 10人 | 1.10 | 9.10 | 0.00% | 50.20 | |
K0052 | 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2cm以上4cm未満) | 9人 | 0.67 | 1.33 | 0.00% | 24.78 |
脳神経外科
皮膚科
泌尿器科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K8036イ | 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用) | 108人 | 1.78 | 6.19 | 0.93% | 75.06 | 〇 |
K843-4 | 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いる) | 42人 | 1.76 | 12.43 | 0.00% | 68.86 | 〇 |
K8181 | 尿道形成手術 前部尿道 | 35人 | 2.74 | 7.77 | 0.00% | 41.17 | 〇 |
K773-2 | 腹腔鏡下腎(尿管)悪性腫瘍手術 | 29人 | 3.90 | 12.03 | 0.00% | 68.14 | 〇 |
K007-2 | 経皮的放射線治療用金属マーカー留置術 | 26人 | 0.04 | 1.04 | 0.00% | 75.04 | 〇 |
婦人科
眼科
耳鼻咽喉科
放射線科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K6153 | 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(その他) | 86人 | 1.06 | 5.00 | 0.00% | 60.33 | 〇 |
K697-31ロ | 肝悪性腫瘍ラジオ波焼灼療法(2cm以内)(その他) | 60人 | 1.20 | 6.35 | 0.00% | 58.07 | |
K697-32ロ | 肝悪性腫瘍ラジオ波焼灼療法(2cmを超える)(その他) | 25人 | 1.24 | 6.56 | 0.00% | 65.08 | |
K773-4 | 腎腫瘍凝固・焼灼術(冷凍凝固) | 25人 | 1.08 | 4.24 | 0.00% | 71.80 | |
K6152 | 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(選択的動脈化学塞栓術) | 9人 | 1.00 | 8.44 | 0.00% | 74.67 | 〇 |
麻酔科
救急医学科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K6153 | 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(その他) | 17人 | 1.12 | 18.88 | 47.06% | 73.24 | |
K386 | 気管切開術 | 16人 | 11.88 | 25.44 | 68.75% | 71.13 | |
K0461 | 骨折観血的手術 大腿 etc. | 13人 | 2.31 | 16.77 | 76.92% | 70.92 | |
K046-3 | 一時的創外固定骨折治療術 | 11人 | 0.09 | 31.09 | 54.55% | 63.55 | |
K1426 | 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(椎弓形成) | 6人 | 0.67 | 41.50 | 100.0% | 70.50 |
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
---|---|---|---|---|
130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | - | - |
異なる | 16 | 0.08% | ||
180010 | 敗血症 | 同一 | 33 | 0.17% |
異なる | - | - | ||
180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | - | - |
異なる | - | - | ||
180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | 102 | 0.52% |
異なる | - | - |
解説
この指標は医療資源を最も投入した傷病名が敗血症注1、播種性血管内凝固症候群注2、手術・処置等の合併症注3、その他の真菌症のうち、入院契機となった傷病名の同一性の有無を区別して症例数をカウントしました。
入院契機病名とは入院の原因となった病名であり、同一の場合とは入院後も主に入院契機病名に対して治療を行った場合であり、異なる場合とは、入院後に別疾患(この指標では敗血症、播種性血管内凝固症候群等)を発症し、入院契機病名よりも別疾患に対して治療を要した場合のことをいいます。
- 敗血症:細菌などの感染症が原因で炎症が波状に起こり、多臓器不全になる病気。
- 播種性血管内凝固症候群(DIC):様々な基礎疾患を原因として、全身性の小血管内に血液凝固異常から血栓を形成し、それにより凝固因子が消耗されて、血小板、フィブリノゲンなどが著しく低下し、二次的に著名な出血傾向を呈する病態。
- 手術・処置等の合併症:創部感染や術後出血など、術後や処置後に起こってしまう病態。
過去のデータ