骨盤内臓全摘周術期管理チーム(PE)
骨盤拡大手術(Pelvic Exenteration: PE)とは、直腸がんやその再発、または骨盤の中にできた腫瘍に対して行う大きな手術です。腫瘍を取りきるために、骨盤の中の臓器や骨の一部をまとめて切除する必要があります。
私たちの骨盤内臓全摘周術期管理チーム(PEチーム)では、医師だけでなく、看護師・栄養士・リハビリスタッフ・ソーシャルワーカーなど、さまざまな専門職が力を合わせてサポートします。
手術を受けられる患者さんが少しでも安心して治療に臨めるよう、手術前からカンファレンス(話し合い)を行い、
- 痛みのコントロール
- リハビリによる体の回復
- 人工肛門(ストーマ)のケア方法
- 栄養面のサポート
- 感染を防ぐ工夫
- 退院後の生活支援
こうしたチーム医療を通じて、手術後の合併症をできるだけ減らし、生活の質(QOL)を守りながら、安心して退院いただけるよう努めています。
活動内容
- 手術の前後に行うカンファレンスで、医師・看護師・リハビリ・栄養士・ソーシャルワーカーなど多職種が定期的に情報を共有し、患者さん一人ひとりに合わせた最適なサポートを検討しています。
- 退院後の生活を見据えた支援や社会復帰に向けたサポートを行います。
- 手術後のリハビリや栄養指導を通じて、生活の質(QOL)の向上をめざしています。
- 医療スタッフが画像や症例を用いた勉強会を行い、骨盤拡大手術に関する知識と技術の向上に努めています。
- 看護師をはじめとしたスタッフが積極的に学会発表や研究活動を行い、より良い医療の提供につなげています。
構成メンバー
- 医師
- 看護師
- 理学療法士
- 栄養師
- 放射線技師