臨床倫理コンサルテーションチームは、医療の現場で生じる戸惑いや迷い、ジレンマ等の相談に応じます。患者さんの生死に関わる判断や治療拒否、DNAR指示、病名や余命告知の是非、治療・検査・輸血・入院・退院等の拒否、指示不履行等について、患者さん・ご家族と医療関係者の価値観を尊重しながら、最善の対応を共に模索します。
すべての医療従事者、それぞれの職種が、臨床倫理コンサルテーションに提案できます。そして、相談された事例の倫理的問題について検討、分析を行い、対話を通じて関係者による問題解決を臨床倫理コンサルテーションチームが支援します。

活動内容

各病棟/外来・診療科等でカンファレンスなど検討の結果、倫理的問題を内包し判断が困難な事例に対応します。

＜事例＞

• 患者さんの意向と医療・ケア従事者の意向が対立する
• 患者さんが意思決定できない・できるかどうか疑わしい
• 医療・ケアチームのメンバー間で意見が対立する
• 患者さんと医療スタッフの合意内容が社会的通念や法律と抵触する懸念がある

など

構成メンバー

• 医師
• 看護師
• その他、チームリーダーが必要と認めた医療職（検討ごとにその都度構成）