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上部消化管外科
十二指腸腫瘍(外科治療)
十二指腸はもともと腫瘍(しゅよう)が発生しにくい臓器です。特に乳頭部(膵液や胆汁の十二指腸への開口部)以外の場所から発生するものはまれですが、最近、内視鏡(胃カメラ)検査で偶然発見される腺腫やがん(表在性非乳頭部十二指腸腫瘍)が増えてきました。
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上部消化管外科
食道裂孔ヘルニア
食道裂孔ヘルニアとは、胃が食道裂孔から胸へ飛び出してしまった状態です。ヘルニアは胃液が逆流しやすくなり、食道炎を起こします。
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上部消化管外科
胃粘膜下腫瘍(GIST)
GISTとは、Gastrointestinal stromal tumorの略称で、消化管間質腫瘍とも言われます。
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消化管内科
機能性ディスペプシア
機能性ディスペプシア(functional dyspepsia:FD)は、消化性潰瘍やがんなどの器質的疾患がないにも関わらず、胃の痛みやもたれ感等の心窩部(しんかぶ)を中心とした症状を呈する疾患です。患者さんの生活の質(quality of life:QOL)に与える影響が大きいため、正しく理解して治療していくことが重要となります。
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消化管内科
食道がん (化学放射線療法)
食道はのどと胃をつなぐ管状の臓器です。この臓器にできるがんのことを食道がんといいます。
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消化管内科
十二指腸腫瘍
十二指腸は消化管の一つで胃の奥にある臓器で、壁の薄さは約2~3mmと薄く、長さは約25cmで、球部、下行部、水平部、上行部に分けられます。下行部には膵液、胆汁の出口であるファーター乳頭があり、それらの消化液は、食物の消化や吸収に役立ちます。
十二指腸の腫瘍は、全消化管腫瘍の約1~2%といわれており、比較的まれな腫瘍ですが、腺腫、がん、神経内分泌腫瘍、消化管間質腫瘍(GIST)、悪性リンパ腫など治療が必要になる腫瘍もあります。 -
上部消化管外科
消化管内科
食道アカラシア
食道は口、喉と胃の間にある臓器であり、食べ物の通り道となっています。アカラシアはギリシア語で『弛緩することがない』という意味であり、食道アカラシアは胃食道接合部の弛緩がうまくいかなくなる病気です。
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消化管内科
慢性便秘症
便秘症は日常診療において遭遇することが多い疾患です。厚生労働省の行っている国民生活基礎調査の結果では、便秘は若い女性に多く発症が見られますが、男女とも加齢に伴って患者さんが増加し、高齢では男女差が消失するとされています。
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消化管内科
胃食道逆流症(GERD)
胃食道逆流症(GERD)とは、胃内容物の食道へ逆流しておこる病気の総称であり、逆流性食道炎の合併、あるいは胸やけを中心とした逆流症状が生じることで健康な生活が妨げられているものと定義されます。
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消化管内科
早期食道がん・早期胃がん(内視鏡治療)
最近では検査方法の進歩により、早期にみつかる食道がんや胃がんが多くなってきました。食道がんや胃がんの治療方法は「内視鏡治療」「外科治療(開胸・開腹手術、胸腔鏡下・腹腔鏡下手術)」「化学療法(抗がん剤)」「放射線治療」 があります。
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内視鏡センター
早期食道がん・早期胃がん(内視鏡治療)
「内視鏡治療」は「外科治療」に比べ 胸やお腹に傷がつかず、食道や胃の機能を保つことができる上に入院も比較的短期間ではやく退院できます。
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消化管内科
消化管がん(食道がん、胃がん、大腸がん)(内科治療)
消化管がんは、この消化管にある粘膜の細胞が何らかの原因でがん細胞となる病気で、浸潤(周囲にしみだす)や転移(体のあちこちに飛び火する)、悪液質(正常組織が摂取しようとする栄養を癌細胞が搾取して体を衰弱させる)といった悪影響を人体におよぼすと死につながります。
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上部消化管外科
胃がん(外科治療)
胃壁の厚さは3mmほどで、内側から粘膜、粘膜下層、筋層、漿膜下層、漿膜の5層からなっています。胃がんはこのうち最内層の粘膜から発生します。発生原因としては塩分の多い食事、野菜や果物の摂取不足、喫煙などの生活習慣に加え、ピロリ菌の感染と強い関連があります。
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内視鏡センター
胃粘膜下腫瘍
ポリープやがんは「上皮性腫瘍」と言われ、粘膜から発生します。一方、「粘膜下腫瘍」は粘膜の下(粘膜下層・粘膜筋板・筋層)より発生します。
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上部消化管外科
食道がん(外科治療)
のどから胃に入るまでの通り道を食道といい、ここにできたがんを「食道がん」といいます。食道壁は内側から粘膜、粘膜下層、筋層、外膜からなっています。食道がんはこのうち最内層の粘膜から発生する扁平上皮癌(へんぺいじょうひがん)というタイプが多く、飲酒と喫煙がリスクとされています。
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上部消化管外科
食道胃接合部がん(外科治療)
食道胃接合部がんとは、食道と胃の境目付近に発生するがんのことをいいます。
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上部消化管外科
高度肥満症
近年、日本でも肥満の方が増えてきています。肥満は糖尿病、高血圧、脂質異常症などの生活習慣病に罹っていることが多く、そうした一連の健康障害をメタボリック症候群といいます。