新人×先輩対談
安心も成長も、質の高い看護も。
当院では、先輩と後輩がペアを組んで看護をする「PNS(パートナーシップ・ナーシングシステム)」を一部導入しています。ペアを組む2人に、仕事の様子や成長したことなどを語ってもらいました。
新人看護師でも安心の環境
隣にいてくれる先輩看護師が、技能面と精神面をサポート。
私たちが所属している8階東病棟には、食道がんや胃がん、脳神経疾患、糖尿病など、さまざまな疾患を抱える患者さんが入院されています。はじめのころは、インスリンの注射や経管栄養、血糖測定といった覚えたばかりの処置を、患者さんにミスなく実践できるだろうか、という不安もありました。だから、経験豊富な先輩がそばにいてくれて、困ったときにすぐ相談したり質問したりできる環境が、とても心強かったです。
患者さんの疾患や状態によって、注意して観察すべきポイントが違うのが、難しいところですよね。教えることは自身の学びのアウトプットにもなるので、私も初心に立ち返って一緒に勉強するような気持ちで、日々指導に当たっています。
Oさんの優しい指導のおかげで、少しずつではありますが、患者さんの状態を把握する力が身についてきていると感じます。
学びや発見
業務と患者さんに寄り添う時間を両立できるよう、日々勉強中。
Tさんは、多忙なときでも丁寧に患者さんの話に耳を傾けて、会話のキャッチボールをされているのが印象的です。そんなTさんの姿を見て、「日々の業務に追われ、患者さんとのコミュニケーションを疎かにしてはいけないな」と自分を省みることができています。
患者さんが声をかけてくださると、できる限り聞きたい!応えたい!という気持ちから、ついつい話し込んでしまって。その結果、やるべき処置が時間内に終わらなかったことがありました。そのときOさんから教わったのは、優先順位を考えて動くことの重要性。なぜこの処置を優先して行う必要があるのか、という根拠も併せて説明していただけるので、とても勉強になります。
バランスが難しいですよね。やるべき処置を効率よくこなしつつ、患者さんと話す時間も大切にする。そんな看護ができるように、私も一緒に学んでいきたいと思います。