新人×先輩対談
安心も成長も、質の高い看護も。
当院では、先輩と後輩がペアを組んで看護をする「PNS(パートナーシップ・ナーシングシステム)」を一部導入しています。ペアを組む2人に、仕事の様子や成長したことなどを語ってもらいました。
新人看護師でも安心の環境
先輩からノウハウを学びつつ、分からないことは一緒に勉強。
私たちが所属している12階は全科対応病棟なので、さまざまな疾患・怪我を抱える患者さんが入院されています。診療科ごとに医師が変わるので、指示される内容は多種多様。はじめのころは幅広い指示に対応できるか不安でしたが、Fさんの優しい指導のもと、少しずつ知識を増やすことができています。
診療科によって気をつけるべき点、注意して観察しないといけない点が大きく異なりますよね。経験をもとにそういった判断基準を伝えるのが、教育係としての私の役割。もちろん、私にも分からないことはあるので、そんなときは後輩と一緒に勉強するようにしています。
忙しいときでも、穏やかな雰囲気を崩さないのがFさんのすごいところ。なにかあればすぐにサポートをしてくださるFさんのおかげで、安心して経験を積んでいけています。
学びや発見
真摯に看護に向き合う姿勢が、お互いの学びにつながる。
「良くなってきましたね」「気分はどうですか?」と、患者さんに丁寧に声を掛けているSさんの姿から、学ぶことも多いです。業務に慣れてくると、効率を重視してしまいがちですが、初心を忘れないこと、患者さんに寄り添うことの大切さに気付かされますね。
担当看護師として、ほかのどの看護師・医師よりも、患者さんのことを知っておきたい、という姿勢はFさんから学んだもの。何気ない会話を通じて、患者さんの治療や退院後の生活に役立つ情報を引き出せれば、と考えています。
患者さんとは、どんなふうに信頼関係を築くようにしているんですか?
ベッドサイドの写真や飾りから趣味を想像して質問するなど、患者さんの「好きなこと」を会話のきっかけにしています。そうすると、無口な患者さんもたくさん話してくださるんです!