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心臓血管外科

当診療科のより詳しい情報は専門サイトをご覧ください。

ご挨拶

からだにやさしい心臓血管手術をめざします

心臓血管の手術といえば、「こわい」「術後が大変」といったイメージを持っている方が多いと思いますが、近年手術の低侵襲化がどんどん進んでいます。カテーテルを使った血管内治療は、動脈瘤だけでなく弁膜症治療にも行われるようになり、胸骨を切らずに小さな傷で行う低侵襲心臓手術 (MICS:ミックス)も普及しつつあります。当科では、豊富な低侵襲手術の経験を生かして、美容面や術後の生活の質の向上をめざした、からだに優しい手術を志しています。

坂口 太一

(さかぐち たいち)

診療部長

診療体制

※医療関係者の方のみのお問い合わせとさせていただきます

心臓血管外科専門医6名を含む7名のスタッフで、心臓大血管疾患の外科治療を行っています。大動脈ステントグラフト手術や経カテーテル大動脈弁留置術(TAVI:タビ)などの血管内治療から小切開心臓手術、重症心不全治療や高リスク手術まで幅広く対応しています。高度な専門的治療を行える大学病院の利点を生かしながら、循環器内科医や集中治療医と密に連携して、ハートチームとして個々の患者さんに最適な治療を提供できるようにしています。

また、ホットラインを開設し、24時間 365日対応しておりますので、心臓大血管疾患関係でお困りの際は右記までご連絡ください。

高度な専門医療

低侵襲心臓手術(MICS:ミックス)とは

通常の心臓手術は、胸の真ん中にある胸骨を縦に切開し、大きな傷で行いますが(胸骨正中切開:図1)、胸骨を切らずに、肋骨の間を5~7cmほど小さく切開して手術する心臓手術をMinimally Invasive Cardiac Surgery、略してMICS(ミックス)と呼びます。

MICSでは、胸骨を切らないため、出血が少なく、傷の感染もほとんどありません。また、胸骨正中切開の手術後は、自動車、自転車の運転や上半身を使う肉体労働や、テニスやゴルフなどのスポーツは、約2ヶ月間は控えるのが望ましいとされますが、MICSではそのような運動制限はありません。そのため、早期リハビリ、早期社会復帰が可能になります。傷が小さく美容面にも大変優れており、特に女性では、傷口が乳房に隠れ、ほとんど見えなくなるため、非常に満足度の高い手術です(図2)。

当院では、条件さえ合えば、基本的にほぼ全ての弁膜症(大動脈弁、僧帽弁、三尖弁)、冠動脈バイパス手術(多枝バイパスを含む)、心臓腫瘍(粘液腫など)、心内血栓除去、心房中隔欠損閉鎖術、不整脈手術をMICSの対象としています。
費用に関しては全て保険診療範囲内で行っていますので、治療費(検査、手術、入院)は通常の開胸手術と変わりません。


【当科におけるMICS】
MICSは小さな傷でするため、通常の胸骨正中切開手術と比べて手術の難易度は高くなります。これまでの研究から、MICSの成績は正中切開手術と遜色がないといわれていますが、手術経験数が多いほど合併症発生率が少なく、手術成績が良くなることがわかっています。

当科の担当医はこれまで500例以上のMICSの執刀経験があり、全国からの手術見学(50施設以上)や現地手術指導(20施設以上)を行っております。僧帽弁形成術では80%以上の患者さんにMICSを行っています。

狭心症に対する冠動脈バイパス手術にもMICSを行っており、両側内胸動脈を用いたMICS冠動脈バイパス手術も行っています。循環器内科と協力してMICSとカテーテルによるステント治療を組み合わせたハイブリッド治療も症例を選んで行っています。

安全確実なだけでなく、患者さんの術後の生活の質(QOL)を損なわない外科治療を提供できるように心がけています。

主な検査・設備

  • ハイブリッド手術室

    血管造影装置と手術室を合体させたもので、大動脈ステントグラフト手術、経カテーテル大動脈弁置換術(TAVI)などの血管内治療を行います。開胸せずに低侵襲な手術が可能です。

  • 胸腔鏡下MICS手術システム

    3D内視鏡を用いたMICS手術を行うための設備。心臓の内部を立体視することにより、精密な手術が可能になります。

対象疾患・診療内容

冠動脈疾患

冠動脈狭窄症に対しては、心臓を止めないオフポンプバイパス手術を積極的に行なっています。早期社会復帰を可能にするため、胸骨を切らないMICS手術も積極的に行なっています。

心臓弁膜症

胸骨を切らない低侵襲手術を積極的に行っています。僧帽弁逆流症に対しては、MICSによる形成術を第一選択としています。高齢者の大動脈弁狭窄症に対しては、血管内治療(TAVI)を行なっています。

大動脈瘤

大動脈が拡張する真性瘤に対しては、通常の開胸開腹手術と血管内治療(ステントグラフト手術)のいずれか最適な方法を患者さんの状態に合わせて行なっています。大動脈破裂や大動脈が裂ける急性大動脈解離などの緊急治療が必要な患者さんの受け入れに対しても、阪神地区の三次救急施設として、体制を整えています。

重症心不全

機械補助が必要な重症心不全の患者さんに対しては、循環器内科医、集中治療医と協力して、集学的治療を行なっています。

診療実績

当診療科の受付

当診療科への各種お問い合わせ・ご予約や、受付などを行っております。

電話番号

0798-45-6225

8:30〜16:45(月〜金曜)

FAX番号

0798-45-6931

担当者が確認後にお返事いたします。

受付場所

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