放射線科
ご挨拶

放射線科ってどんな科?
みなさんは放射線科がどんなことを行う科かご存知でしょうか。一般的な放射線科の仕事は、画像を扱って診断や治療を行うことです。
兵庫医科大学病院 放射線科では、CTやMRI、PETを用いて病気の診断を行うほか、カテーテルを用い血管の中からがんや子宮筋腫などを治療したり、狭くなった血管を拡げて症状を取る"IVR(アイ・ブイ・アール、血管内治療)"という仕事も行ったりしています。
最近はRFA(ラジオ波焼灼療法)といって、がんを焼いてしまう根治性の高い治療も行っていますし、2019年からは、がんを凍らせる最新治療、凍結療法も可能になります。もちろん、放射線治療も放射線科の仕事です。
今後も最新機器導入の検討を進め、最先端のハイテク技術を用いて、がんと戦っていきます。
山門 亨一郎
(やまかど こういちろう)
診療部長
診療体制
放射線科は大きく<画像診断><IVR>そして<放射線治療>の3部門より成り立っています。
【画像診断部門】
最先端の機器を用いた各種画像診断検査を病状に応じ適切に行い、それをもとに安全かつ正確な画像診断を行っています。
【IVR部門】
低侵襲で治療効果の高い治療にて、生活の質を重視した診療を行っています。
【放射線治療部門】
新病院開院に合わせて、国内1号機となる最新の放射線治療装置を導入し、これに使用する三次元治療計画装置も更新し、これまでよりもさらに高精度な外部放射線治療を行います。また、腔内照射および組織内照射を組み合わせた小線源治療を行っています。
高度な専門医療
・最新の血管撮影装置とアンギオCT装置を使用して、肝がんなどに対する血管塞栓術など各種の高度な画像下治療(IVR)を行っています。また、緊急のIVRについても対応しています。
・各診療科と連携をとりながら、肝悪性腫瘍はもちろんのこと、肺、腎、骨、副腎などの良性・悪性腫瘍に対してもラジオ波焼灼療法(RFA)や凍結療法を行っています。施行できる施設が限られているため、全国から患者さんを受け入れています。
・2019年より、最新の凍結装置を導入し、がんに対する凍結療法を行っています。
・子宮筋腫に対して、子宮動脈塞栓術(UAE)を行っています。
・前立腺肥大症に対して、前立腺動脈塞栓術(PAE)を行っています(自費診療)。
・内臓動脈瘤や動脈狭窄に対して、コイル塞栓術やステント留置を行っています。
・胃静脈瘤など消化管静脈瘤に対して、静脈瘤塞栓術を行っています。
・難治性腹水に対して、経頸静脈的肝内門脈肝静脈短絡術(TIPS)という治療を行っています。
・腫瘍の生検については、CT透視装置を使用するため、安全に施行可能です。
・頭頸部領域のがんに対して、耳鼻咽喉科や歯科口腔外科と連携しながら、超選択的動注化学療法を行っています。
・肺がん、転移性肺がん、肝がん、腎臓がん、骨転移、脳転移などに対する定位放射線治療(SRT)、頭頸部がんや前立腺がん、肺がんをはじめとする限局性悪性腫瘍に対し強度変調
放射線治療(IMRT・VMAT)を、各診療科と連携しながら実施しています。
・核医学治療として、前立腺癌の骨転移に対するRa-223治療、去勢抵抗性前立腺癌に対するPSMA治療を、行っています。
主な検査・設備
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一般撮影室(7室)
一般撮影室5室、乳房撮影室1室、乳房生検室1室、DR装置13基、CR装置2基
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X線TV(5室)
X線TV装置5台(I.I. 2台、FPD 3台)
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CT(3室)
X線CT装置(画像診断部128列マルチ2台 救急救命センター128列マルチ1台)
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MRI(4室)
MRI装置4台(1.5テスラ1台、3テスラ3台)
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救急撮影(1室)
X線TV装置5台(I.I. 2台、FPD 3台)装置1台 一般撮影室1室
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リニアック(2台)
強度変調放射線治療(IMRT・VMAT)、定位放射線治療(SRT)、画像誘導放射線治療(IGRT)、体表合わせ放射線治療(SGRT)対応装置、 2台
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小線源治療装置(2台)
192Ir画像誘導高線量率小線源治療装置 1台、125 I密封小線源永久刺入治療装置 1台
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位置決めCT装置(1台)
四次元CT治療計画
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三次元治療計画装置(4台)
人工知能(AI)による自動輪郭対応
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PETセンター
PET/CT(2台)、SPECT/CT(1台)
対象疾患・診療内容
RFA(ラジオ波焼灼術)
ラジオ波電極針を直接腫瘍に刺しいれて電磁波の一種であるラジオ波を流すことにより、腫瘍に熱を与えて凝固壊死させる治療法です。悪性腫瘍(肺がん、肝がん、小径腎がん、骨盤内腫瘍、骨・軟部腫瘍)だけでなく、類骨腫瘍、その他の軟部腫瘍が対象です。
凍結(経皮的凍結療法)
凍結針を直接腫瘍に刺しいれて凍結することにより、腫瘍を凝固壊死させる治療法です。悪性肺腫瘍(原発性肺がん、転移性肺がん)が対象です。悪性腫瘍(肺がん、肝がん、小径腎がん、骨盤内腫瘍、骨・軟部腫瘍)だけでなく、類骨腫瘍、その他の軟部腫瘍が対象です。
腫瘍に対する動脈塞栓
◆子宮動脈塞栓術
子宮筋腫に血液を送る動脈を塞ぐ治療法です。血流を減らされた筋腫は縮小します。開腹手術に比べて体への負担が少ないことが特徴です。
◆前立腺動脈塞栓術(自費診療)
前立腺肥大症に対して行う治療です。前立腺に血液を送る動脈を塞ぐことで血流を減らし、肥大した前立腺を縮小させます。手術に比べて体への負担が少なく、性機能への影響が少ないことも特徴です。
◆動脈塞栓術(出血)
腫瘍の破裂による出血、胃や腸など消化管からの出血、術後の出血などに対して、カテーテルと塞栓物質を用いて止血する方法です。緊急で行うことが多い手技です。
◆肝動脈塞栓(TACE)
主に肝細胞がんに対して肝細胞がんの栄養動脈となる肝動脈を選択的に塞栓することで腫瘍を壊死させるカテーテル治療です。
緊急血管造影
腫瘍の破裂による出血、胃や腸など消化管からの出血、術後の出血などに対して、カテーテルと塞栓物質を用いて止血する方法です。緊急で行うことが多い手技です。
生検
CT画像を用いて病変の組織を採取します。肺、肝、腎、骨、軟部組織などに出来た腫瘍性病変が対象です。
ドレナージ
炎症によりできた膿瘍や手術後に生じた膿瘍などに対して、CTを用いてチューブを挿入し、留置する方法です。緊急で行うことが多い手技です。
動注化学療法(頭頸部)
頭頸部領域の各種がん(上顎がん、咽頭がん、口腔がん、舌がんなど)が対象です。カテーテルを対象血管に入れて抗がん剤を注入する方法です。
定位放射線治療(SRT)
早期肺がん、肝癌、脊椎転移を中心に体幹部定位放射線治療(SBRT)、転移性脳腫瘍に対しリニアックを用いたSRTを実施しています。
強度変調放射線治療(IMRT・VMAT)
頭頸部がんおよび前立腺がん、非小細胞肺癌、膵癌はほぼ全例、その他適応に応じて実施しています。
小線源治療
子宮頸がんに対して、高線量率小線源治療として、腔内照射と組織内照射を組み合わせたハイブリッド照射を実施しております。また、前立腺がんに対して、泌尿器科の先生方と協力して125ヨード密封小線源を使用した低線量率組織内照射を実施しております。院内だけでなく、近隣の施設からの紹介による治療も受け付けております。
三次元原体照射(3D-CRT)
一般的な放射線治療として行っております。当院での放射線治療はすべて三次元治療計画に基づいて実施しております。
全身照射(TBI)
血液内科で行われている造血幹細胞移植の前処置として、全身照射(TBI)を施行しています。従来からの方法だけでなく、高精度治療であるVMATの照射方法を用いたTBIも開始いたしました。
核医学治療
前立腺癌の骨転移に対するRa-223治療、去勢抵抗性前立腺癌に対するPSMA治療を、PETセンターにて行っています。
診療実績
当診療科の受付
当診療科への各種お問い合わせ・ご予約や、受付などを行っております。
- 電話番号
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8:30〜16:45(月〜金曜)
- FAX番号
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担当者が確認後にお返事いたします。
受付場所
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再診の方
病院棟2階の再来受付機でお手続きください
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初診の方
病院棟2階「1初診受付」にお越しください
当診療科のより詳しい情報は専門サイトをご覧ください。