医学部生・研修医の方

初期臨床研修

研修プログラムの概要と特徴

臨床研修プログラムの概要と特徴

研修方式は厚生労働省の指針に従って行われます。

基本プログラム

基本プログラムにおいては以下2コースからの選択制とする。

Aコース

研修1年目は、内科部門(3科目×8週)、救急部門(12週)、外科部門(1科×8週又は2科×4週)を必修とし、のこりの8週を自由に選択できる期間とする。
なお、救急部門(12週)のうち、4週を麻酔科に置き換えることができる。研修2年目は、地域医療(8週(一般外来4週含))を必修とし、残りの44週は、選択科の研修を行う。ただし、この選択期間内に、未選択の必修科目を修了させる。

Bコース

研修1年目は、内科部門(3科目×8週)、救急部門(8週)、外科部門(1科×8週又は2科×4週)を必修とし、のこりの12週を自由に選択できる期間とする。研修2年目は、地域医療(8週(一般外来4週含))、救急部門(4週)を必修し、自由に選択できる期間を40週とする。ただし、選択期間内に未選択の必修科目を修了させる。

上記の両コースとも内科では外来初診患者の医療面接を実践する。また、地域医療研修では、それぞれの地域の特性に則した医療を理解し、総合医的視点で在宅医療を経験する。併せて、小児科や産婦人科の外来診療にも携わり、研修の到達目標が達成できるように指導医が配慮する。
また、希望により、1年目、2年目を問わず、院外の協力病院での研修も可能である。

小児科重点プログラム

医師の基盤である全人的診療を行う代表である小児の診療を早期から研修できるプログラムである。
小児科専門医を目指す研修医はもちろん、国が拡大を誘導しようとしている地域住民の健康維持を最前線で実施する医院・診療所のかかりつけ医(家庭医)を目指す研修医にも適したプログラムである。
種々の疾患の対応に留まらず、健康診査の意義、予防医学の代表である予防接種業務の習得、栄養管理、心の問題の対策などもプログラムに含まれている。
表現力が乏しい小児を診察し、種々の手技を取得することは内科専門医として家庭医として活躍した医師をはじめ、どの科においても小児に待遇することが想定されるので、将来どの科の専門医になったとしても活用できる基本的な臨床技能が取得できるプログラムでもある。

産婦人科重点プログラム

将来、産婦人科を志望する研修医に配慮したローテーションを設定している。
まず、1年目は内科24週、救急部門12週(総合診療含む)、産婦人科16週とし、産婦人科から研修を開始し、医師として基本となる手技の習得を図る。2年目は、精神科4週、外科8週、地域医療8週、NICUを含む小児科に8週研修し、新生児の蘇生法を含む新生児管理を習得する。
当院は、NICUを有し、また麻酔科、小児外科を含む様々な科を有しており、合併症妊娠などハイリスク妊娠に対応している地域周産期センターとして機能している。
婦人科領域においてはがん拠点病院として子宮頚部癌、子宮体部癌、卵巣癌などに対し、手術療法、化学療法、放射線療法など幅広く専門的に行っている。
地域の病院とも協力し、緩和医療にも力を注いでいる。
生殖内分泌領域でも、人工授精、体外受精、顕微授精など一般不妊から高度な生殖医療を行っている。
婦人科内分泌疾患も思春期から成熟期、更年期を経て老年期まで取り扱っている。幅広く産婦人科診療を経験・体験できるよう配慮しているプログラムである。

外科専門医取得プログラム

将来外科系を目指す医師に対して初期臨床研修より外科研修にウエイトを置き外科専門医を5年間で取得することを目標としたプログラムである。
卒後1年目より内科、救急科、小児科、産婦人科、精神科、外科をローテーションし早期より充実した効率の良い外科研修を行うことを特徴としている。
外科専門医取得に必要な手術経験および業績を卒後5年で取得するために外科で重点的に研修を行い研究発表・論文発表も指導する。
具体的な研修スケジュールは、1年目は内科24週、救急部門12週(総合診療含む)、小児科4週、産婦人科4週、精神科4週、外科4週の研修とし、2年目は外科44週と、8週を地域医療での研修とする。

たすきがけプログラム

研修1年目は兵庫県指定のへき地医療拠点病院で研修を行い、研修2年目に兵庫医科大学病院、または協力型臨床研修病院・研修協力施設で研修を行う。へき地医療拠点病院では内科24週、救急部門12週をローテーションし、自由に選択できる期間を16週とする。研修2年目の兵庫医科大学病院・協力型臨床研修病院・研修協力施設での研修は自由に選択できる期間を36週とし、残りを地域医療(4週)、外科(8週)、精神科神経科(4週)を研修とする。
なお、1年目又は2年目の選択期間中に、必修科として産婦人科、小児科を各4週含める。研修2年間で地方と都会の医療の両方を経験し、多様な患者に対応する臨床技能を習得できるプログラムである。

研修プログラム

基本プログラムにおいては、Aコース、Bコースからの選択制とする。

【必修科目】
内科(3科目×8週)、救急科(12週)、外科(1科×8週又は2科×4週)、地域医療(8週(一般外来4週含))、小児科(4週)、精神科神経科(4週)、産婦人科(4週)

Aコース

【研修1年目】
内科部門(3科目×8週)、救急科(12週)、外科(1科×8週又は2科×4週)を必修とし、残りの8週は選択科の研修を行う。
救急科研修の8週のうち、4週を麻酔科に変更することができる。

【研修2年目】
地域医療(8週(一般外来4週含))を必修とし、残りの44週は選択科の研修を行う。ただし、この選択科の期間内に、未選択の必修科目を修了させること。

(例)
基本プログラムスケジュール_Aコース

Bコース

【研修1年目】
内科部門(3科目×8週)、救急科(8週)、外科(1科×8週又は2科×4週)を必修とし、残りの12週は自由に選択できる。
※救急科研修8週の内、4週を麻酔科研修に変更できない。

【研修2年目】
地域医療(8週(一般外来4週含))と救急科(4週)を必修とする。
救急科研修の4週分を、麻酔科研修に変更することができる。
自由に選択できる期間は、40週となる。この選択科の期間内に未選択の必修科目を修了させること。

(例)
基本プログラムスケジュール_Bコース

地域医療研修では、一般外来も含めて医療面接を実践し、それぞれの地域の特性に即した医療を理解し、総合医的視点で在宅医療を経験する。併せて、小児科、精神科、外科部門、産婦人科の外来診療にも携わり、研修の到達目標が達成できるように、指導医が配慮する。
希望により、1年目、2年目を問わず、院外の協力病院での研修も可能である。

兵庫医科大学病院臨床研修小児科重点プログラム

【必修科目】
内科(3科目×8週)、救急科(12週)、外科(1科×8週又は2科×4週)、地域医療(8週(一般外来4週含))、小児科(16週)、精神科(4週)、産婦人科(4週)

【研修1年目】
1年目研修は、小児科から開始する。
内科(3科目×8週)、小児科(16週)、外科(1科×8週又は2科×4週)を必修とし、残りの4週は自由に選択できる。

【研修2年目】
地域医療(8週(一般外来4週含))、救急科(12週)を必修とし、残りの32週は自由に選択できる。
救急科研修の4週分を、麻酔科研修に変更することができる。
選択科の期間内に、未選択の必修科目を修了させること。

(例)
小児科重点プログラム年間スケジュール

医師の基盤である全人的診療を行う代表である小児の診療を早期から研修できるプログラムである。
小児科専門医を目指す研修医はもちろん、国が拡大を誘導しょうとしている地域住民の健康維持を最前線で実施する医院・診療所のかかりつけ医(家庭医)を目指す研修医にも適したプログラムである。
種々の疾患の対応に留まらず、健康診査の意義、予防医学の代表である予防接種業務の習得、栄養管理、心の問題の対策などもプログラムに含まれている。
表現力が乏しい小児を診察し、種々の手技を取得することは内科専門医として家庭医として活躍した医師をはじめ、どの科においても小児に待遇することが想定されるので、将来どの科の専門医になったとしても活用できる基本的な臨床技能が取得できるプログラムでもある。

兵庫医科大学病院臨床研修産婦人科重点プログラム

【必修科目】
内科(3科目×8週)、救急科(12週)、外科(1科×8週又は2科×4週)、地域医療(8週(一般外来4週含))、小児科(8週、NICUを含む)、産婦人科(16週)、精神科(4週)

【研修1年目】

  • 1年目の研修は、産婦人科から開始する。
  • 内科(3科目×8週)、救急科(12週)、産婦人科(16週)を必修とする。
  • 救急科研修の12週のうち、4週を麻酔科に変更することができる。
  • 救急科研修の4週分を、麻酔科研修に変更することができる。

【研修2年目】
地域医療(8週(一般外来4週含))、精神科(4週)、外科(8週)、小児科(8週、NICUを含む)を必修とし、残りの24週は自由に選択科できる。

(例)
産婦人科重点プログラム年間スケジュール

将来、産婦人科を志望する研修医に配慮したローテーションを設定している。
1年目は内科24週、救急科12週、産婦人科12週とし、産婦人科から研修を開始し医師として基本となる。
手技の習得を図る。2年目はNICUを含む小児科に8週間研修し新生児の蘇生法を含む新生児管理を取得する。
当院は、NICUを有し、また、麻酔科、小児外科、を含む様々な科を有しており、合併症妊娠などハイリスク妊娠に対応している地域周産期センターとして機能している。
産婦人科領域においては、がん拠点病院として子宮頚部癌、子宮体部癌、卵巣癌などに対し手術療法、化学療法、放射線療法など幅広く専門的に行っており、地域の病院とも協力し、緩和医療にも力を注いでいる。
生殖内分泌領域でも、人工授精、体外受精、顕微授精など一般不妊から高度な生殖医療を行っている。
婦人科内分泌疾患も思春期から成熟期、更年期を経て老年期まで取り扱っている。幅広く産婦人科診察を経験・体験できるように配慮しているプログラムである。

兵庫医科大学病院臨床研修外科専門医取得プログラム

【必修科目】
内科(3科目×8週)、救急科(12週)、外科(48週)、地域医療(8週(一般外来4週含))、小児科(4週)、精神科(4週)、産婦人科(4週)

【研修1年目】
内科(3科目×8週)、救急科(12週)、小児科(4週)、産婦人科(4週)、精神科(4週)、外科(4週)を必修とする。
※救急科研修12週の内、4週を、麻酔科研修に変更することはできない。

【研修2年目】
地域医療(8週(一般外来4週含))、外科(44週)を必修とする。

(例)
外科専門医重点プログラム年間スケジュール

将来、外科系を目指す医師に対して初期臨床研修より外科研修にウエイトを置き、外科専門医を5年間で、取得することを目標としてプログラムである。
卒後1年目より内科、救急科、小児科、産婦人科、精神科、外科をローテーションして早期より充実した効率の良い外科研修を行うことを特徴としている。
外科専門医取得に必要な手術経験および業績を卒後5年で取得するために、外科で重点的に研修を行い研究発表、論文発表も指導する。
具体的なスケジュールとして、1年目は内科24週、救急科12週、外科4週、小児科4週、産婦人科4週、精神科4週を行い、2年目に、地域医療(8週(一般外来4週含))と外科44週の研修とするプログラムである。

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