大学病院としての教育に関する行事
オリエンテーション (1週間)
新採用の臨床研修医に対し臨床研修医の心構え、大学病院の機構を中心としたオリエンテーション及び採血実習等の実習を行う。主な内容は次のとおり。
- 兵庫医科大学病院のビジョンと研修心得
- 保険診療のルール
- 病院の概要及び診療にかかる手続等
- 初期臨床研修と当院におけるレジデント制度
- EPOCと臨床研修評価~実際の入力を体験~
- 病院病理部の業務システム
- 遺伝学診断・検査の手順
- 病院の食種
- 診療情報管理室の業務及び紙文書の取扱いについて
- インフォームドコンセント
- チーム医療とクリニカルパス
- 兵庫医科大学病院の情報システム
- 電子カルテの書き方
- 静脈ルート確保のコツ
- 医療安全について
- 研修医企画
- 電子カルテシステム操作研修
- 輸血実習
- 院内感染対策について・手指衛生・防護具の着脱・N95定量チェック
- 内科初診外来案内
- 施設見学
- 看護業務
- 地域連携について
- 総合診療医について
- 死亡時の医師対応・死亡診断書の書き方
- 放射線医療センターの業務システム・適正な画像検査の進め方
- 医薬品の安全使用について
- リエゾン精神医学
- ソーシャルワーカーの役割と業務
- 新規保険医登録者に関する集団指導
- リハビリテーションの適応
- 病棟オリエンテーション
- 経験から学ぶということ
- 採血実習
- 臨床検査部の業務システムと臨床検査内容
- ルート確保実習
医療講演会
- 医療安全管理部主催の医療講演会(年2回以上受講必須)
- 感染制御部主催の医療講演会(年2回以上受講必須)
- 放射線予防講習会(年1回受講必須)
院内臨床病理カンファレンス(CPC)
院内で月1回(原則として4月、8月を除く)CPCが行われており、臨床研修医は必ず出席する。
- 医療講演会・CPCの出席は必須であり、CPCについては8回以上出席しなければ研修修了者としない。
CVC(エコーガイド下穿刺)実習
院内で、研修医を対象にCVC(エコーガイド下穿刺)実習を行っており、臨床研修医は2年間で1回受講しなければならない。
ICLS実習
院内で、研修医を対象にICLS実習を行っており、臨床研修医は受講することができる。
基本的臨床能力評価試験
日本医療教育プログラム推進機構主催の基本的臨床能力評価試験を受験する。
各種研究会等
定期的に学内で、臓器移植に関する研究会、超音波研究会、肝・胆・膵疾患に関わる研究会、骨・ カルシウム研究会、緩和ケア研究会、小児科臨床カンファレンス、ペインマネージメントカンファレンス、ニューロカンファレンスが行われており、臨床研修医は自由に参加して知識を広めることが可能である。
また、薬に関する勉強会を月2回程度開催するので、臨床研修医は自由に参加することができる。
その他
- 院内の内科合同カンファレンス、内科外来初診の振り返りカンファレンス、各研修先でのカンファレンス等において、臨床研修の形成的評価を適宜実施する。
- 研修時間外等に院内の他部署(救命救急センター、麻酔科・疼痛制御科等)で診療した場合、指導体制が確保されている場合に限り、研修の一環として認める。