リハビリテーション科
リハビリテーション科は、疾病ではなく障害を診る科です。そして全てのステージの患者さんが、その治療対象になります。そのためすべての科において、リハビリテーション医療の知識は必要な時代になっています。リハビリテーション医療を専門とする医師が全国的にはまだ少ないなか、当院には指導医が多く在籍するため、リハビリテーション医療を体系的に学ぶことができます。将来どの科を選択しても、リハビリテーション医療の知識があることは大きなアドバンテージになります。もちろん専門とする医師も増えており、また女性医師も多いため、ワークライフバランスについても一緒に検討できると思います。皆さんと一緒に働き学べることを楽しみにしています。
経験できる主な症例
脳卒中、神経筋疾患、運動器疾患、がん、小児など、すべての科のリハビリテーション医療を学び、経験することができます。当院では、救急搬送された超急性期の患者から、骨髄移植などの長期間入院が必要な患者まで、様々なリハビリテーション治療戦略を多くみることができます。各種カンファレンスを通して、身体所見や検査所見、評価などを総合的に検討し、療法士とのディスカッションを通して、治療方針を決定していく過程を経験してもらいます。また、月に1回関連病院との症例検討会を行っており、回復期病院でのリハビリテーション医療についても学ぶ機会があります。
経験できる手技・スキル
障害を把握するためには総合的な臨床能力が必要となります。そのための基本的な診察手技と評価を取得することを目指します。また、リハビリテーション治療方針の決定から、障害を抱えた生活に向けての環境調整まで、症例を通して知識を深めてもらいます。嚥下造影検査、嚥下内視鏡検査、電気生理学的検査などの各種検査の経験が可能です。ボツリヌス治療や装具治療についての知識の習得、治療方針の考え方や方法を経験してもらいます。また最先端の治療として、ロボットやVR(Virtual Reality)を用いたリハビリテーション治療についても学ぶことが可能です。
週間スケジュール
月曜日 | 他科初診 嚥下造影前カンファレンス、抄読会 |
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火曜日 | 他科初診 嚥下造影検査、嚥下造影カンファレンス、SCUカンファレンス、装具診 |
水曜日 | 他科初診 SCU回診、電気生理学的検査/ボツリヌス治療、症例検討会 |
木曜日 | 他科初診 心臓リハビリテーションカンファレンス |
金曜日 | 他科初診 嚥下回診、嚥下内視鏡検査 |
土曜日(第一・三週) | 他科初診 |