整形外科
本大学整形外科における後期臨床研修プログラムは①整形外科医に必要な基本的な知識と手技を獲得できる指導体制 ②各専門分野(手外科・肩、下肢関節・スポーツ、脊椎、腫瘍等)の指導医が在籍する施設での研修 ③日本整形外科学会専門医を最短の年数で取れるような研修体制と関連病院ローテーションプログラムを掲げております。
また兵庫県養成医師制度を利用し医師となった県養成医の整形外科研修プログラムも2021年4月に入局するレジデントより開始となっており、当医局の県に指定された関連病院にて整形外科医として研修してもらいます。
経験できる主な症例
後期臨床研修は2年間の初期研修を終えた後3年目からの整形外科研修1年間は大学で研修していただくことになります。大学研修中に手外科・肩班、下肢関節・スポーツ班(再生医療班)、脊椎班、腫瘍班、希望があれば救急(ER)をローテーションして整形外科各疾患の基礎知識、手術適応、一般的な手技を学ぶ事になります。大学研修後は指導医が在籍する施設で指導医の専門分野に加え外傷を中心に手術を経験していただきます。希望に応じてレジデントからでも大学院入学は可能です。
経験できる手技・スキル
各後期研修医が上級医とともに実際に患者を担当し診断、検査、手術適応の決定、実際の手術について臨床研修を行い、各疾患について対応できる能力を身につけるべく学習してもらうことになります。またそれぞれの症例について術前術後のプレゼンテーションを各自行うことによってさらに深い知識とプレゼン能力を身につけることができます。1年間で最低1回の国内学会発表を各グループ指導医のもと行い、専門医取得に必要な和文論文の作成を経験してもらいます。また臨床の現場での実地研修と平行し各分野専門医による研修医レジデント向けのショートレクチャーを開催し基礎知識のベースアップを図るようプログラムを作成しています。
週間スケジュール
月曜日 | AM:術前症例検討会 手外科・肩班、脊椎班手術 |
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火曜日 | AM:術後症例検討会 各分野専門医のショートレクチャー PM:下肢関節・スポーツ班、腫瘍班合同症例検討会 脊椎班、下肢関節・スポーツ班手術 |
水曜日 | 各班専門医・指導医の外来見学実習 |
木曜日 | AM:レジデント・研修医による抄読会 術前症例検討会 下肢関節・スポーツ班、手外科・肩班、脊椎班手術 |
金曜日 | AM:教授回診 下肢関節・スポーツ班、腫瘍班手術 |
土曜日(第一・三週) | 各班専門医・指導医の外来見学実習 |