医学部生・研修医の方

初期臨床研修

公衆衛生学

公衆衛生学

公衆衛生学は、人々の疾病予防と健康増進を図ることを目的とする科学であり、実践するための技術でもあります。当講座の主要な研究テーマは環境保健であり、大気汚染が人の呼吸器・アレルギー系に及ぼす影響を中心として疫学的・実験的研究を行っています。近年国際的に注目されている微小粒子状物質(PM2.5)や光化学オキシダント等による大気汚染の健康影響について、グローバルな視点で研究活動を展開しています。また、環境省の「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」に参加し、化学物質等が子どもの健康に与える影響について大規模な出生コホート研究を行っています。さらに、感染症、産業保健等の公衆衛生上の幅広い課題にも取り組んでいます。

主な研究分野

大気汚染の健康影響に関する疫学研究

大気汚染物質の健康影響に関する疫学研究を国内外で実施しています。日本国内においては、大気中の微小粒子状物質(PM2.5)および光化学オキシダント(主にオゾン)について、都市大気汚染だけでなく、越境汚染による影響を評価するために、兵庫県姫路市と瀬戸内海の離島をフィールドとした疫学研究を行っています。また、大気汚染の深刻な状況が続いている中国において、呼吸器・循環器系への影響とその予防対策について、中国の北京大学、武漢大学等との国際共同研究を実施しており、両国でセミナーを開催するなどの研究交流も進めています。

子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)

この調査は、胎児期から小児期にかけての化学物質への曝露が子どもの健康に与える影響を明らかにすることを目的として、環境省によって2011年から実施されている大規模な出生コホート研究です。全国15地域で10万組の親子を対象に、妊娠中から子どもが生まれて13歳に達するまで追跡調査を行っています。本学には兵庫ユニットセンターが設置され、当講座がその中心となって兵庫県尼崎市において約5,000組の親子を対象に、継続的な健康調査を行っています。

交通アクセス

最寄り駅
阪神電鉄「武庫川駅」西出口より徒歩5分
住  所
〒663-8501 兵庫県西宮市武庫川町1-1

外来受付のご案内

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  • 年末年始 (12月29日から1月3日)
電話番号 0798456111(代表)
月~金曜、土曜(第3) 8:30から16:45

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