部門について

ご挨拶
また、院内で患者さんを待つだけでなく、プレホスカー(DMATカー)などで院外へ赴き、防ぐことのできる死を見逃さないよう、積極的救急医療も展開しています。
平田 淳一 (ひらた じゅんいち)
部門内体制

救命救急センターは、急性医療総合センターの1、2階部分にある診療施設です。
一般救急、熱傷センター、外傷センター、中毒センター、脳卒中センター、心臓血管センター、IVRセンターで構成されています。
【当院の応需率】
救命救急センター :52.7%
部門の役割

■1階施設
同時に最大5名の傷病者を受け入れることができる初療室、CBRNE災害(化学・生物・ 放射性物質・核・爆発物)、中毒に対応する搬入口の除染室、熱傷センター治療室、外傷センター緊急手術室、画像診断室(CT室、レントゲン撮影室)、ハイブリッド血管造影、血管内治療室を設け、1階フロア内で速やかに高度な救急医療が展開・完結できる構造になっております。
■2階施設
フロア中央を囲むように、20床の集中治療室(ICU)と24 床の救急病棟を各センター医師と協働しながら運用し、常に傷病者受け入れにこだわったベッドコントロール、ならびに全診療科の横断的な診療体制を構築しています。
■災害対応について
1、2階の広い廊下を病床に変化できるように壁に酸素と空気の供給バルブを中央配管し、急な多数重症傷病者約25名の受け入れに対応した緊急構造を配備しております。また、南海トラフ地震で推測される水害も想定し、1階のグランドレベルが高くなっていることも特徴です。さらに、その予測を超える水害においても、この救命救急センター機能を一時的に移乗できる院内スペースも確保されています。たとえ、被災施設となっても、ヘリコプターによる患者搬送、搬入に対応できるヘリポート、ハイブリッド初療室、手術室も完備予定で、地域の救急災害医療に貢献します。
診療実績
2022年の診療実績
患者受入れ総数 | 866 |
2021年の診療実績
患者受入れ総数 | 846 |
2020年の診療実績
患者受入れ総数 | 1,301 |
受診を希望される患者さまへ
当センターの受診は、救急隊もしくは医療機関の判断による受診のみとさせて頂いており、一般の外来受診は受付しておりません。当センターの特性をご理解頂き、円滑な救急医療を行うため、ご協力をお願いいたします。