部門について
ご挨拶
漢方治療は、個々の患者さんの症状や疾患のみならず、体質や全身状態を総合的に捉え、改善へと導く優れた治療法です。当センターでは、この漢方医学の特長を最大限に活かしながら、より効果的かつ安全な医療の提供を目指しております。
また、漢方医学を「科学する」視点を重視し、エビデンスの構築に取り組むとともに、次世代の医療人材の育成にも力を注いでまいります。臨床と研究、教育を一体として推進することで、漢方医学の新たな可能性を切り拓いていきます。私たちは、患者さん一人ひとりに寄り添い、安心して治療を受けていただける医療を提供するとともに、地域医療への貢献と、我が国における漢方医学の発展に寄与できるよう、全力を尽くしてまいります。
中島 正光 (なかじま まさみつ) センター長
部門内体制
【方針】
医学に西洋も東洋もなく、病気をより良く治す医療こそが優れた医学であるとの考えのもと、診療を行っております。
すでに西洋医学的に診断がなされている場合には、その診断内容を十分に踏まえたうえで、漢方医学的視点から病態を再評価いたします。そのうえで、漢方薬の特性や、方剤を構成する生薬それぞれの薬能を総合的に考慮し、治療効果が最も期待される処方を選択し、診療にあたります。
【診療体制】
外来診療においては、院外の医療機関(医院・病院)からのご紹介に加え、院内各診療科からの紹介を受け付けて診療を行っております。また、入院中の場合にも、院内からのご紹介により漢方治療のご相談にのり、主治医と連携しながら治療にあたります。
【漢方診療センターでの活動】
当センターでは、診療の質の向上を目的として、院内の漢方診療に携わる医師、薬剤師、医療従事者によるカンファレンスを定期的に開催しております。さらに、教育・普及活動にも力を入れており、院内外において研究会・研修会・講演会を開催し、医師、薬剤師、医療従事者の漢方医学に関する知識と技術の向上に努めております。加えて、国際的活動、一般の方を対象とした公開講座や研修会も実施し、漢方医学の理解促進と地域医療への貢献を目指しております。
部門の役割
その症状、漢方診療科に一度ご相談下さい
当センターは、診療・教育・研究の三本柱を軸として、以下の役割を担っております。
1.高度漢方診療の提供
体質や病態を総合的に評価し、個別化された漢方治療を実践します。慢性疾患や機能性疾患、西洋医学のみでは対応が難しい症例にも積極的に取り組みます。
2.院内外連携のハブ機能
院内各診療科からの紹介患者を受け入れるとともに、地域医療機関との連携を強化し、漢方医療の適切な普及と地域医療への貢献を担います。
3.人材育成と教育
若手医師・医療従事者に対する教育を重視し、漢方医学を理解し実践できる次世代人材の育成に取り組みます。学内外および国際的な教育活動や研修の充実を図ります。
4.エビデンス創出と研究推進
漢方医学を科学的に検証し、臨床研究を通じてエビデンスの構築を進めます。現代医学との融合を図りながら、新たな診療モデルの確立を目指します。
