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リウマチ・膠原病内科

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診療科について

ご挨拶

一人ひとりの病態に応じた、最先端で最適な治療をご提案します
当科は免疫疾患全般の診療を行っております。例えば、自己免疫疾患では関節リウマチや膠原病、アレルギー疾患では、食物・薬物アレルギー、気管支喘息、自己炎症疾患(家族性地中海熱、成人スチル病など)やがん治療の免疫チェックポイント阻害薬の副作用まで幅広く行っております。
患者さん一人ひとりの病態を十分に考慮し、最先端治療も含めて最適な治療の提案を行った後、患者さんと相談のうえで治療させていただきます。
患者さんの安全には十分配慮し、スタッフ一丸となって治療に当たりますのでよろしくお願いいたします。

松井 聖 (まつい きよし) 診療部長

診療体制

約20名の医師で診療しています。日本リウマチ学会、日本アレルギー学会の専門医・指導医が多く、豊富な臨床経験を生かし早期かつ的確な診断と、個々の患者さんに応じた最適の治療を行います。膠原病・膠原病類縁疾患、アレルギー疾患、免疫異常疾患は全身の臓器に病変を及ぼすため他診療科と適宜連携して診療を行います。

高度な専門医療

【1】関節リウマチ
:関節リウマチをはじめとする関節炎疾患の診断や治療効果の評価に非常に役に立つ「関節エコー検査」を積極的に行います。治療は、生物学的製剤(TNF阻害薬、IL-6阻害薬、T細胞選択的共刺激調節薬)、JAK阻害薬による最新治療を行っています。また、多数の臨床研究・治験も積極的に行っています。

【2】難治性膠原病
:先進医療として位置付けられますが、膠原病の難治性病態を十分検討し、生命維持が困難で他に治療法がなく、有効な可能性のある場合に間葉系幹細胞移植を輸血・細胞治療科と共同で行う予定です。また、新規生物学的製剤による治療、ガンマグロブリン大量療法、低分子化合物による治療なども行っています。

【3】シェーグレン症候群
:唾液腺シンチグラフィーや口唇小唾液腺生検を積極的に行い、正確な診断と病期の的確な診断を行っています。

【4】多発性筋炎、皮膚筋炎
:筋炎特異的自己抗体を積極的に測定し、診断、病態把握、予後推定、治療法の決定に活用しています。また、筋炎所見の乏しい皮膚筋炎(amyopathic dermatomyositis)に合併し、既存の免疫抑制療法に治療抵抗性で、急速な経過をとる間質性肺炎に対してステロイド大量療法+シクロホスファミドパルス療法+シクロスポリン/タクロリムスによるカクテル療法を積極的に行い良好な治療成績をおさめています。

【5】血管炎症候群
:顕微鏡的多発血管炎、多発血管炎性肉芽腫症に対してリツキシマブ(抗CD20モノクローナル抗体)、好酸球性多発血管炎性肉芽腫症に対してメポリズマブ(抗IL-5抗体)、高安動脈炎、巨細胞性動脈炎に対してトシリズマブ (IL-6阻害薬)を積極的に用い、良好な治療成績をおさめています。高安動脈炎、巨細胞性動脈炎にはその評価のためにPET検査を行うことができます。

【6】自己炎症症候群
:診断のための遺伝子解析を行います。また、病状に応じてカナキヌマブ(抗IL-1βモノクローナル抗体)を治療に用います。

【7】気管支喘息
:難治症例についてはオマリズマブ(抗IgE抗体療法)やメポリズマブ、ベンラリズマブ (抗IL-5抗体療法)を積極的に導入しております。デュピルマブ(IL-4/13受容体阻害薬)も導入致します。臨床治験も積極的に行っています。

【8】食物アレルギー、薬物アレルギー、アナフィラキシーなど
:アレルゲンの精査を各種方法(負荷試験等)で行ない、必要に応じてアドレナリン自己注射薬(エピペン)の処方・指導を行なっています。舌下免疫療法も実施しております。

主な検査・設備

関節エコー検査

他の部位のエコー(超音波)検査と同様に、観察する部位にゼリーをつけてプローブと呼ばれる装置をあてるだけです。観察する関節の部位や数にもよりますが、所要時間は約20〜30分です。予約制です。関節リウマチをはじめとする関節炎疾患の診断や治療効果の評価に非常に役に立つ検査です。レントゲン検査で異常がなくてもエコーで関節炎の有無や程度を知ることができます。放射線被曝が無いなど体にやさしい検査であることも大きな特徴です。

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口唇小唾液腺生検

シェーグレン症候群の診断において大切な検査です。下唇の内側を麻酔をした上で切開し、唾液腺を採取します。外来で20〜30分程で行います。傷は数日で治ります。1週間後に抜糸を行います。

主な対象疾患と診療内容

関節リウマチ

関節エコー、MRIを積極的に取り入れ早期診断を目指します。メトトレキサートを中心に生物学的製剤やJAK阻害薬による最新治療を副作用に留意しながら行います。

全身性エリテマトーデス

生検を併せた適切な診断と、ヒドロキシクロロキン、ミコフェノール酸モフェチルやシクロスポリン/タクロリムスなど免疫抑制薬、新規生物学的製剤ベリムマブをステロイド薬と併用して治療を行います。妊娠に際しては産科と連携して対応します。

全身性強皮症

間質性肺炎に対して免疫抑制療法、肺高血圧症に対して心エコー検査やカテーテル検査による評価と肺高血圧治療薬の導入を積極的に行います。末梢循環障害や皮膚病変、消化管病変に対する精査・治療も行います。

多発性筋炎・皮膚筋炎

自己抗体を積極的に測定し病態把握に活用します。間質性肺炎に対して免疫抑制薬による治療を積極的に行います。悪性腫瘍の併存の有無も検索します。

混合性結合組織病

ステロイド薬による治療が中心ですが、間質性肺炎や肺高血圧症などの有無に応じた治療を行います。末梢循環障害に対する治療も行います。

シェーグレン症候群

唾液腺シンチグラフィーや口唇小唾液腺生検による正確な診断を行います。腺(乾燥)症状に加え、腺外(臓器)病変の検索とその治療を行います。また、妊娠に際しては産科と連携して対応します。

血管炎症候群

結節性多発動脈炎、顕微鏡的多発血管炎、多発血管炎性肉芽腫症、好酸球性多発血管炎性肉芽腫症、高安動脈炎、巨細胞性動脈炎など。CT、MRI、シンチグラフィなどの画像検査、生検による病理検査を組み合わせ適切な診断を行い、ステロイド薬に加え、免疫抑制薬・生物学的製剤を用いた治療を行います。

ベーチェット病

難治症例に対してはTNF阻害薬による治療を行います。

成人スチル病

ステロイド薬による治療が中心ですが病状に応じて免疫抑制薬による治療を行います。時に重篤な全身炎症を呈することがあり、より強力な治療を要します。

IgG4関連疾患

画像検査に加え、生検による正確な診断を行った上でステロイド薬で治療します。

リウマチ性多発筋痛症

関節エコーによる評価を積極的に行います。悪性腫瘍の併存、巨細胞性動脈炎の合併も検索します。治療はステロイド薬が主ですが減量速度が速いと再発しやすいので副作用に注意しながら緩徐に減量します。

RS3PE症候群

画像検査による評価も組み合わせ、主にステロイド薬による治療を行います。悪性腫瘍の併存の有無も検索します。

脊椎関節炎

強直性脊椎炎、反応性関節炎、関節症性乾癬、炎症性腸疾患に伴う関節炎などが含まれるためその鑑別を行い、病状に応じた適切な治療を行います。TNF阻害薬による治療も積極的に行います。

SAPHO症候群/掌蹠膿疱症性関節炎

レントゲン、CT、MRI、シンチグラフィーなど画像検査による評価により病態を把握します。難治症例ではTNF阻害薬を使用します。

乾癬性関節炎

適宜皮膚科と連携の上、乾癬に合併する乾癬性関節炎の治療を行います。生物学的製剤による治療も積極的に行います。

再発性多発軟骨炎

適宜耳鼻咽喉科と連携し生検も行い正確な診断を行います。軟骨病変に加え、その他臓器病変の検索を行い、治療方針を決定します。

サルコイドーシス

画像検査に加え、生検による正確な診断を行った上で治療方針を決定します。

家族性地中海熱など自己炎症症候群

病状に加え、遺伝子解析を行い診断します。家族性地中海熱では発作予防のためにコルヒチンによる治療を行います。カナキヌマブ(抗IL-1βモノクローナル抗体)による治療も行います。

気管支喘息

発作を起こさないよう長期管理では喘息日誌、ピークフローメーターによる指導と吸入ステロイド薬を中心とした治療を行います。難治症例にはオマリズマブ(抗IgE抗体療法)やメポリズマブ、ベンラリズマブ (抗IL-5抗体療法)を積極的に導入しています。

食物アレルギー・薬物アレルギー・アナフィラキシー

アレルゲンの精査を各種方法(負荷試験等)で行い、必要に応じてアドレナリン自己注射薬(エピペン)の処方・指導を行います。

花粉症

従来の薬物療法に加え、舌下免疫療法も実施します。

好酸球増多症候群

臓器病変の有無の検索を速やかに行い、必要に応じてステロイド薬などによる治療を行います。

先天性免疫グロブリン異常症/先天性リンパ球機能不全症など免疫不全疾患

病態に応じて適切な対応を行います。免疫グロブリン製剤自己注射も行います。

免疫チェックポイント阻害薬による副作用(医原性免疫再構築)

悪性腫瘍に対する免疫チェックポイント阻害薬により時に自己免疫疾患様の副作用が様々な臓器に生じ、免疫関連有害事象といいます。正確な診断と基礎疾患の治療の必要性を考慮した適切な治療を各科の連携の下で行います。

診療実績

2017年度は、2017年4月1日~2018年3月31日の実績(入院患者)
2016年度は、2016年4月1日~2017年3月31日の実績(入院患者)

2017年の診療実績

関節リウマチ 27
若年性特発性関節炎 0
全身性エリテマトーデス 37
抗リン脂質抗体症候群 1
全身性強皮症 14
多発性筋炎/皮膚筋炎 22
混合性結合組織病 3
シェーグレン症候群 3
血管炎症候群 32
ベーチェット病 6
成人スチル病 5
IgG4関連疾患 5
リウマチ性多発筋痛症 8
RS3PE症候群 0
脊椎関節炎 0
SAPHO症候群 0
乾癬性関節炎 1
再発性多発軟骨炎 0
サルコイドーシス 2
家族性地中海熱 0
気管支喘息 3
食物アレルギー 3
口腔アレルギー症候群 2
食物依存性運動誘発アナフィラキシー 2
薬物アレルギー 2
アナフィラキシー 3
好酸球増多症候群 4

2016年の診療実績

関節リウマチ 41
若年性特発性関節炎 2
全身性エリテマトーデス 43
抗リン脂質抗体症候群 2
全身性強皮症 29
多発性筋炎/皮膚筋炎 27
混合性結合組織病 1
シェーグレン症候群 19
血管炎症候群 20
ベーチェット病 7
成人スチル病 5
IgG4関連疾患 3
リウマチ性多発筋痛症 5
RS3PE症候群 1
脊椎関節炎 3
SAPHO症候群 3
乾癬性関節炎 0
再発性多発軟骨炎 1
サルコイドーシス 2
家族性地中海熱 2
気管支喘息 0
食物アレルギー 2
口腔アレルギー症候群 0
食物依存性運動誘発アナフィラキシー 0
薬物アレルギー 0
アナフィラキシー 0
好酸球増多症候群 2

臨床研究に関する情報公開

以下の研究について、当科で実施しておりますのでお知らせ致します。研究に関する問い合わせ等がございましたら、各研究詳細ページに記載している連絡先にご連絡ください。

当診療科の受付

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お問い合わせ・ご予約

電話番号 0798456200

から金曜 8:30から16:45
土曜(第1・3) 8:30から12:30

FAX番号 0798456926

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  • 土曜 (第2・4・5)
  • 日曜
  • 祝日 (成人の日、敬老の日を除く)
  • 年末年始 (12月29日から1月3日)
電話番号 0798456111(代表)
月~金曜 8:30から16:45
土曜(第1・3) 8:30から12:30

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