診療科について

ご挨拶
大江 知里 (おおえ ちさと) 主任教授/診療部長
診療体制
8名の病理専門医(全員が細胞診専門医)、1名の口腔病理専門医、および後期研修医1名で、各診療科から提出された全身の組織や細胞の診断を行っています。手術中の正確な切除範囲の決定が重要な症例に対しては、迅速診断体制を整え、的確な判断を支援しています。
高度な専門医療
・各領域の疾患に特徴的な遺伝子異常の検索も含めた診断体制
・泌尿器腫瘍や骨軟部腫瘍、消化管の特殊な腫瘍であるGIST、炎症性腸疾患、悪性中皮腫、悪性リンパ腫などにおいて、多数症例を経験した病理医が、遺伝子異常の情報も加味して病理診断を実践
・特殊な機器を導入し、内視鏡センターとの連携による当日病理診断(One day pathology)の実施(通常は病理診断結果をお伝えするまでに1~2週間を要しますが、本システムでは検査当日に病理診断結果を聞いて安心してお帰りいただけます)
主な検査・設備
遺伝子解析装置(アークレイ製i-densy)
肺がんや大腸がんなどの遺伝子の異常を検出するための装置
遺伝子増幅検出装置(シスメックス製RD200: OSNA法)
乳がんや大腸がんなどのリンパ節転移の検索を遺伝子的に検出するための装置
主な対象疾患と診療内容
泌尿器系腫瘍
遺伝子異常の検索を含めた病理診断
骨軟部腫瘍
遺伝子異常の検索を含めた病理診断
GIST
遺伝子異常の検索を含めた病理診断
炎症性腸疾患
悪性中皮腫
悪性リンパ腫
診療実績
2023年の診療実績
組織標本診断件数 | 15,443 |
細胞診診断件数 | 7,473 |
術中迅速組織診断件数 | 939 |
術中迅速細胞診断件数 | 378 |
病理解剖件数 | 21 |
2022年の診療実績
組織標本診断件数 | 13538 |
細胞診診断件数 | 7608 |
術中迅速組織診断件数 | 926 |
術中迅速細胞診断件数 | 397 |
病理解剖件数 | 16 |
2021年の診療実績
組織標本診断件数 | 12568 |
細胞診診断件数 | 7595 |
術中迅速組織診断件数 | 885 |
術中迅速細胞診断件数 | 364 |
病理解剖件数 | 16 |