よくあるご質問

Question
どんな症状の人が受診する科ですか
当科では、脳、脊髄、末梢神経、筋肉の病気を扱っています。
症状としては、手足が動かしにくくなったり、感覚が分かりにくくなったりします。
また、考えたり、覚えたりが上手にできなくなったりします。
そのほか、歩きにくい、ふらつく、むせる、しゃべりにくい、物が二重に見える、けいれん、ものわすれなど多彩な症状の人を診療しています。

Question
脳神経内科とほかの科の違いは何ですか
特に間違われやすいのが、精神科、精神神経科、神経科、心療内科などです。
これらの科は精神的な問題や気分の変化の病気の人を診療する科です。また、心療内科は精神的な問題が原因で、体の症状が出た人の診療を行います。
脳神経内科は脳、脊髄、末梢神経、筋肉の病気が原因で出る症状の診療を行います。
認知症やてんかんなどは精神科と脳神経内科どちらの科でも診療を行っています。
脳神経外科との違いですが、脳神経外科は主に手術が必要な病気を扱います。脳腫瘍やくも膜下出血の原因となる動脈瘤は主に脳神経外科で診療しています。脳卒中は脳神経外科、脳神経内科と連携して診療することが多いです。

Question
名称が神経内科から脳神経内科に変わったのはなぜですか
2018年10月、「神経内科」から「脳神経内科」に変更しました。
従来の「神経内科」の名称は、「精神科」や「心療内科」と混同されやすく、脳卒中や認知症など専門医療を必要とする患者さんが適切な時期に受診できていない場合が見受けられました。このため、内科的な専門知識と技術をもって脳・神経疾患を診療する診療科であることを、分かりやすくお伝えするための変更です。なお、この変更は日本神経学会という全国的な組織の取り組みによるものです。

Question
もの忘れが気になりますが、どの科で診てもらえますか
まずは、認知症疾患医療センターにお問い合わせください。
かかりつけの先生に紹介状を作っていただき、センターでの診察日を予約してください。
認知機能検査や画像検査のあと、鑑別診断し、病状に合わせて対応させていただきます。

Question
iPS細胞を用いたパーキンソン病の治療を受けることができますか
iPS細胞を用いたパーキンソン病の治療は、京都大学病院でのみ臨床治験がなされています。
詳細は、京都大学 iPS細胞研究所ホームページ(http://www.cira.kyoto-u.ac.jp)をご覧ください。