診療科について
ご挨拶
廣瀬 宗孝 (ひろせ むねたか) 診療部長
診療体制
各診療科と連携して手術前後の全身管理を行います
手術センター(手術室14部屋)とアイセンター、カテーテル室での局所麻酔以外の症例すべてを麻酔科医が担当します。
原則的に患者さんおひとりに対して麻酔科医一名が担当します。
手術は月曜日から金曜日まで毎日実施。患者さんの安全を第一に、手術中だけでなく手術前から手術後の管理を行います。
また周術期管理チームを立ち上げ、看護師、薬剤師、理学療法士、事務員と協力し、入院、麻酔、手術、回復といった周術期において、患者さんの手術中だけでなく、その前後の期間も含めて円滑に行えるようにします。
加えて、予定手術以外に大学病院でなければ行えないような重症症例の緊急手術などを受け入れるために、当科の医師が日夜常駐・待機しています。
高度な専門医療
新生児対応の麻酔器を常備し、新生児の麻酔、超緊急帝王切開には日夜対応しています。
当院は、心臓血管麻酔専門医認定施設であり、心臓麻酔科専門医が高度な心臓手術の麻酔、手術自体は標準的であるが超高齢者や麻酔リスクが高く、関連病院などでは行えない患者さんの麻酔も行います。また、術後の疼痛予防のために神経ブロックを積極的に行っています。
主な対象疾患と診療内容
人工呼吸器
全身麻酔を行うために必須の設備です。
麻酔中は常に麻酔科医が患者さんのあたま側に立ち、呼吸、循環、痛みの管理を行います。
超音波機器
手や足、腹部、胸部の手術をされる際に、末梢神経ブロックを行うことがあります。
神経の通り道(筋肉や周囲の組織で囲まれたスペース)を、超音波や神経刺激装置によって針先の位置を確認し、局所麻酔薬を注入します。
また、心臓手術の心臓の動きを見て外科医と患者さんの心臓の動きや弁の状態を共有します。
診療実績
2022年の診療実績
全身麻酔 | 6130 |
脊髄くも膜下麻酔、硬膜外麻酔、神経ブロック | 1915 |
胸部外科手術の麻酔 | 434 |
心臓血管手術の麻酔 | 240 |
小児(6歳未満)の麻酔 | 286 |
帝王切開術の麻酔 | 111 |
脳神経外科手術の麻酔 | 269 |
2021年の診療実績
全身麻酔 | 5376 |
脊髄くも膜下麻酔、硬膜外麻酔、神経ブロック | 1304 |
胸部外科手術の麻酔 | 395 |
心臓血管手術の麻酔 | 201 |
小児(6歳未満)の麻酔 | 341 |
帝王切開術の麻酔 | 184 |
脳神経外科手術の麻酔 | 239 |
2020年の診療実績
全身麻酔 | 5747 |
脊髄くも膜下麻酔、硬膜外麻酔、神経ブロック | 962 |
胸部外科手術の麻酔 | 375 |
心臓血管手術の麻酔 | 320 |
小児(6歳未満)の麻酔 | 284 |
帝王切開術の麻酔 | 219 |
脳神経外科手術の麻酔 | 281 |