国産初の手術支援ロボット「hinotori™(ヒノトリ)」を導入しました
このたび、当院は国産初の手術支援ロボット「hinotori™サージカルロボットシステム」(以下、ヒノトリ)を導入しました。ヒノトリは、川崎重工業株式会社とシスメックス株式会社の共同出資により設立された神戸市の株式会社メディカロイドが開発した初めての国産の手術支援ロボットです。コンパクトな作りになっており、オペレーションアームは人の腕のようになめらかに動くことから手術をスムーズに進めることが可能です。
当院では2024年8月から泌尿器科(前立腺がん・腎がんなど)や産科婦人科(子宮体がんなど)でヒノトリによる手術を開始し、下部消化管外科や上部消化管外科でも導入しました。泌尿器科で第一例目となるロボット支援前立腺全摘手術を実施し、その後泌尿器科で8症例(前立腺7、腎盂形成1)、産科婦人科で8症例等、着実に実績を重ねています。今後は肝胆膵外科(11月頃)や呼吸器外科(時期未定)でも導入を予定しています。
このたびの導入にあたり、手術に携わる医師、看護師、臨床工学技士などのスタッフは、徹底したトレーニングを重ねてきました。患者さんの負担をさらに軽減し、より安全性の高い医療の提供をめざします。
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投稿日:2024/11/01