承認前の薬の効果や副作用を調べる「治験」
最新の治療を受けられるなどのメリットがある反面
患者さんにリスクがおよぶ可能性だってある

「検査の回数が増えますが、負担にはならないですか?」
「副作用が起こる場合もあります」
慎重に、丁寧に、
すべてご納得いただけるまで説明する

ある時は、患者さんと医師の間に、
またある時は、院内の各部門と企業の間に入り、
間を取り持って新薬の誕生に一役買う

臨床研究コーディネーター(CRC)は
人と人をつないで〝輪〟を作る仕事だ

「患者さんが気軽に質問しやすいよう」
「治験が円滑に進むよう」
心がけるのは、あたたかな雰囲気づくり

院内で患者さんとすれ違った時に
「おかげで体調が良くなったよ」と声をかけてもらうと
私のこころまであたたかくなる

【臨床研究コーディネーター(CRC)・薬剤師 豊岡 眞理】