よくあるご質問

Question
放射線って何ですか?
放射線とは電磁波の一種です。
例えていうなら光(可視光)や紫外線、赤外線の仲間です。種類としては、おおまかにX線、γ線、中性子線のグループ(非荷電粒子と呼ばれています)とα線、 β線のグループ(荷電粒子と呼ばれています)および宇宙線に分けることができます。また、自然界に存在する放射線を自然放射線といいます。

Question
子どもがCT検査を受けるのですが、被ばく線量は大丈夫ですか?
CT検査でのX線による影響を心配する必要はありません。
子どもの放射線への感受性が成人より高いと言われていますが、身体が成人より小さいので、その分、撮影に必要なX線の量も少なくなります。したがって、CT検査でのX線による影響を心配する必要はありません。また、子どもさんは将来に渡ってX線検査を受ける機会が増えますが、それによって放射線による影響が発生したという疫学的調査結果はありません。

Question
X線撮影で「がん」になりますか?
がんの発生が問題となるような量のX線を受けることはありません。
医療に使用されている通常のX線撮影で、がんの発生が問題となるような量のX線を受けることはありません。

Question
何度もX線撮影を行っていますが、大丈夫でしょうか?
問題ありません。
X線を受けた部位によって身体への影響は異なり、ある線量(しきい線量)を越えることにより身体的症状が出てくる可能性があります。通常の撮影で受けるX線の量は、このしきい線量よりはるかに少ない(~10mGy前後)ので、身体的症状が現れてくることはありません。