よくあるご質問

Question
急に物忘れが進んだ気がします。
おしっこを漏らしてしまったり、フラフラする症状も一緒にある場合には、より注意が必要です。
物忘れが進んだ数ヶ月前に、転んで頭を打撲したり、尻餅をついたことがある場合には、じわじわと脳の表面に血液が溜まってきている場合があり、その血液を減らしてあげることで、物忘れが良くなることがあります。また、脳の周りを流れているお水(髄液)が溜まってくる病気(水頭症)でも、同じような物忘れが出ることがあります。おしっこを漏らしてしまったり、フラフラする症状も一緒にある場合には、より注意が必要です。

Question
数分で収まるのですが、言葉が出にくくなることが何度かあります。
脳へ血液を送っている首の血管が狭くなっている場合があります。
言葉が出にくくなる症状の他に、顔が歪んだり、体の右半分や左半分が痺れたり、力が入りにくくなる症状もある場合は、例え数分で治ったとしても、要注意です。脳へ血液を送っている首の血管が狭くなっている場合があります。どの程度狭くなっているかで、経過観察、飲み薬、カテーテル手術、外科手術で対応します。

Question
耳が聞こえにくく、めまいもあります。
難聴やめまいの原因が何であるかを確認することが大事です。
多くの場合は、耳からくる症状ですが、稀に聴力や平衡感覚に関係する神経に腫瘍が出来たり、その神経の近くの場所に腫瘍が出来たために、起きている事もあります。難聴やめまいの原因が何であるかを確認することが大事です。

Question
顔に風がふわっと当たっただけで、激しい痛みが出ます。
三叉神経痛という病気の可能性があります。
顔の痛みや感覚を調整している神経(三叉神経)に、自分の脳血管が接触して、激しい痛みを出すことがあります。"飲み薬"、"ガンマナイフ(放射線治療)"、"手術"の3つの選択肢があります。痛みの強さや、痛みの起きる頻度によって対応方法を考えていきます。

Question
顔がピクピクしていて、辛いです。
顔面痙攣(けいれん)の可能性があります。
原因を突き止めることが大事ですので、まずは精密検査を受けてみましょう。飲み薬で痙攣を抑える事もできる事もありますし、数ヶ月に1度の注射をする選択肢もあります(ボツリヌス毒素の注射)。いずれも効果がない場合や、副作用などが問題で、飲み薬も注射も使えない場合には、手術治療も選択肢の一つです。

Question
腰痛があります。整体に行けば良いですか?
整体が症状を軽くする事もありますが、腰痛の原因次第では、強いマッサージが腰痛を悪化させる場合もあります。
まずは、腰の骨(腰椎)や腰の神経に何らかの異常が起きていないかどうかを詳しく調べてみることをお勧めします。腰の骨が骨折(圧迫骨折)している場合に、有効な治療方法も開発されています。

Question
両手が痺れます。脳梗塞でしょうか?
一度詳しく調べてみたほうが良い状況です。
詳しく検査をしてみないと断定はできませんが、首の骨(頸椎)の間が狭くなり、隙間から出ている手の神経が圧迫を受けている可能性が高いです。一度詳しく調べてみたほうが良い状況です。多くは、飲み薬で様子を見ますが、狭くなっている状況次第では、放っておくと軽い怪我でも重大な後遺症を引き起こす事もあるため、外科的な治療が必要となることもあります。

Question
子供が大泣きした後や、楽しく遊んだ後に手足が痺れたり、動かしにくいと言っています。
不安であれば、遠慮なくご相談ください。
大人のような生活習慣病がなくても、小さなお子さんの脳の血管が徐々に狭くなっていくモヤモヤ病という病気が考えられます。万が一この病気であった場合には、放っておくと脳梗塞や脳出血を起こしてしまうため、場合によっては治療を検討した方が良いことがあります。不安であれば、遠慮なくご相談ください。

Question
毎朝起きた時にひどい頭痛が、数ヶ月続いています。様子を見ていて良いでしょうか?
体に負担の少ない検査もありますので、ぜひご相談ください。
起床時にひどい頭痛は、morning headache(朝の頭痛)として知られ、頭の中にできる腫瘍(脳腫瘍)が徐々に増大し、頭の中の圧力が高まっているために生じている可能性があります。吐き気を伴う場合は要注意です。体に負担の少ない検査もありますので、ぜひご相談ください。

Question
脳ドックで動脈瘤が見つかりましたが、どうすれば良いでしょうか?
動脈瘤が見つかった場合には、経過観察、カテーテル手術、開頭手術によって対応します。
瘤が破けやすい特徴を持っている場合にはカテーテル手術、または"開頭手術"によって治療を行います。当科では、カテーテル手術も開頭手術も行なっており、それぞれの患者さんにより適切な治療を選択できます。破ける可能性が低い場合には、経過観察も大事な選択肢ですので、不安に思う方は遠慮なく受診ください。