白いこころ
“食べること”が好きだから

“食べること”が好きだから
中学2年生のとき、風邪をひいてのどの痛みが強く
しばらくの間、食事をとれなかったことがある
食べられないことがこんなにつらいなんて……涙が出た
食べる、話す、聞くなどに困っている人を支える仕事が
あることを知って、この道を選んだ
言語聴覚士として働き始めて1年
慣れない入院生活やリハビリの中で
伝えられない、食べることができない患者さんの
もどかしさや不安は、想像以上だと思う
だからこそ、担当する私が一番の理解者でありたい
長い間、鼻からチューブで栄養をとっていた患者さんが
久しぶりに口から食事をとる場面に立ち会った
ひと口食べて「……あぁ、めっちゃおいしい」
そう言ったときの、あの笑顔が忘れられない
おいしいものは気持ちを前向きにしてくれる
「少しでも患者さんに笑顔になってもらいたい!」
食べることが大好きな私だからこそ
自分らしい笑顔で、これからも向き合っていきたい
言語聴覚士 藤井 のどか




