白いこころ
全力でやる理由
始業前に好きな音楽を聴いて「今日もがんばる!」
そして一気に仕事モードへ
駆け出しの頃、担当していた患者さんにこう打ち明けられた
「もう 私は無理です……これ以上生きるのはつらい」
複数回の手術と予期せぬ人工肛門の造設
当時の自分には知識も技術もなく どうすることもできなかった
悔しさが抑えきれず 一念発起して退職
研修学校へ通うために東京へ
「皮膚・排泄ケア認定看護師」の資格を取得した後
またこの病院へ戻ってきた
患者さんは 病気によって不安や症状も異なる
だからこそ 今日も複数の病棟を横断しながら
人工肛門の造設を行った患者さんのケアに院内を奔走する
“かゆいところに手が届いているだろうか”
自問自答を繰り返しながら 毎回「全力でやる」と決めている
皮膚・排泄ケア認定看護師は 自分を含めていまは2人
後輩のため そして何より患者さんのために
皮膚・排泄ケアのプロフェッショナルをもっともっと増やしたい
看護部 皮膚・排泄ケア認定看護師 岡山 カナ子