透析、輸血、放射線、心臓カテーテルetc.
臨床工学技士の仕事は幅広い。
 
新型コロナウイルスの治療で注目されている
人工心肺装置(ECMO)も、私たちが動かしている。


でも、私が本当に向き合っているのは
機械じゃなく、人だ。

何時間もかかる透析治療では
少しでも患者さんのつらさをやわらげたくて、
クスッと笑ってもらえるような会話を心がける。 

「あなたと話していると安心する」
患者さんからのあたたかい言葉が何よりもうれしい。
 

医療もそう。
人間、一人の力では何もできないからこそ、
周りで働く人たちとのコミュニケーションを欠かさない。 

「ありがとう、この間教えてもらったことが治療の役に立ったよ」
医師、看護師、理学療法士、
チームでしか成し遂げられない仕事がここにはある。

人のために、人と力を合わせて働く喜び。
これからも、最前線でたくさんの人たちの笑顔を守りたい。


臨床工学技士 高尾 理紗