白いこころ
“薬のプロ”として
「この薬を飲み始めてから、ちょっと吐き気がしているの」
心配そうに悩みを打ち明けてくれる患者さん。
人見知りだけど、薬の情報を正確に知ってほしいから
私は患者さんの一挙一動に注目し
一点の曇りもないコミュニケーションを心がける。
「それは、しんどいですよね。
何が原因か調べて、楽になるように薬の内容を検討しましょう」
学生時代、実習先の病院で憧れの先輩に出会い、
薬局ではなく病院で働く薬剤師を志した。
あれから15年、今の自分には何ができるのか?
常に自問自答を繰り返す。
病院で、薬の飲み合わせによる副作用が出るケースも少なくない。
だからこそ慎重に状態やカルテを確認し、
使用する薬を医師と協議する。
“薬のプロ”として、いつまでも患者さんの味方でありたい。
薬剤部 中村 豪志