医療支援センター

患者さんとご家族の今とこれからを支えます
1号館1階中央にある「医療支援センター」をご存じですか?兵庫医科大学病院に通院・入院する際、また、通院の終了後・退院後に、患者さんが切れ目のない医療や福祉を安心して受けられるよう、さまざまなサポートを行っています。
▶医療支援センターのメンバー

医師、看護師、ソーシャルワーカー、専門の事務職員が所属。多職種が連携して業務にあたっています。
キーワードは「つなぐ」
~医療支援センターで行っている主な業務~
【1】地域の医療機関との連携
- 地域の医療機関からの連携を受けて、各診療科と調整し診察のご予約をとります。
- 地域の中核病院として、阪神間の各医師会や医療機関との緊密な医療連携を推進します。
- 地域医療を担う先生方、あるいは市民の皆さまに広く医療情報を発信しています。
病院やクリニックをはじめとする地域の医療機関と緊密な関係を築くことが、患者さんの利益につながります。地域の医療従事者向けの「兵医サタデーモーニングセミナー」、広く一般の皆さまに向けた「阪神沿線健康講座」などの開催等にも力を注いでいます。

【2】入退院の支援
- 患者さんが安心して入院・治療を受けられるように、入院前に患者さんやご家族に不安や悩み、入院生活やお金に関する問題などを伺います。
- 患者さんのご要望や必要な援助などの情報は、入院予定の病棟に伝えます。
- 退院後の療養先等について、患者さんやご家族の事情を考慮しながら調整を行います。

病を抱えながらどう過ごしたいかという患者さんの想いを伺い、入院する病棟や、退院後の生活を支える支援者へと引き継ぎます。バトンリレーのように、途切れることなくスムーズに「つなぐ」ことを常に心がけています。
【3】総合相談
- 療養をする上でのさまざまな不安や悩みについて、ご相談をお受けします。
- 幅広いご相談に、看護師、ソーシャルワーカー、専門の事務職員など多職種のメンバーが 対応します。
- 必要に応じて、社会保障制度など公的制度をご紹介します。

看護や福祉、食事・栄養、薬などに関すること、治療に関わる不安や心配ごと、セカンドオピニオンや患者申出療養に関することなど、患者さんやご家族からのさまざまなご相談に対応しています。内容に応じて専門部署に引き継ぐなど、より適切な対応ができる体制をとり、患者さんが安心して治療を受けられるよう努めています。

兵庫医科大学病院は、阪神電気鉄道株式会社と協働して「阪神沿線健康講座」を開催しています。
医療現場の最前線で活躍する当院の医師が、身近な病気や健康をテーマに、皆さまの健康増進に役立つ情報をわかりやすくお話ししています。梅田や甲子園、武庫川(当院)など阪神沿線の会場にて、2015年からこれまでに計44回開催してきました。昨年度は、会場内に超音波検査の体験コーナーも設置し、数多くの方にご参加いただきました。
本年度も、12月から3月まで毎月開催します。いずれも事前申込制で参加費は無料です。詳細は、下記よりご確認ください。ぜひお気軽にご参加ください。
阪神沿線健康講座2025年度詳細はこちらから
患者さんの想いをつなぐために

センター長 木村 卓(きむら たかし)
当院を受診される患者さんの多くは、地域の病院やクリニックからのご紹介で来られます。私たちの役目は、クリニックなどの先生方からご紹介を受けた患者さんを滞りなく受け入れ、通院終了や退院の後も地域の中で安心して生活していただけるようサポートすること。その役目をしっかり果たすべく、地域の医療機関などと緊密な連携体制を築くためのさまざまな取り組みも行っています。患者さんやご家族のご希望・想いをきちんと把握し、つないでいけるように、私たちは一つひとつのご相談に真摯に向き合っています。安心して治療に専念するために、あるいは、退院後などにスムーズに社会に復帰するために、お困りのことがあればご相談ください。




