最先端のロボットを使ったリハビリテーションを行っています
当院では、一部の入院患者さんやパーキンソン病の外来患者さんを対象とした研究使用のため、2015年11月より、リハビリテーションロボット「バランス練習アシスト」を2号館3階のリハビリテーションスペースに導入しています。
転倒による骨折は、高齢者の方々が介護に至る大きな要因として挙げられており、その大きな原因である「バランス能力の低下」を防止するためのリハビリテーション医療には、近年大きな期待が寄せられています。しかし、ロボットを使わない従来のバランス訓練は、患者さんの能力に応じた難易度の設定が簡単ではなく、また訓練時に転倒のリスクがあるという問題がありました。
「バランス練習アシスト」は、患者さんの能力に応じて難易度の設定が自動で行われ、訓練中の安全性にも配慮された設計のため、従来のバランス訓練の弱点を補うように工夫されている、最先端のリハビリテーションロボットです。
[写真] 重心移動練習(前後、左右)と、重心保持練習ができる3種類のゲーム(テニス、スキー、ロデオ)を用いて、自然なバランスを習得できる
投稿日:2015/11/16