兵庫県肝疾患診療連携拠点病院 兵庫医科大学病院 肝疾患センター

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肝疾患センター長挨拶 | 兵庫医科大学病院 肝疾患センターの設立について

 

 肝臓病はわが国の国民病と言われています。毎年約3万1千人が肝がんで亡くなっておられ、肝がんのリスクを有する肝炎ウイルス感染者は300万人以上と推定されています。その感染原因は様々ですが、明らかに医療行為によって感染した患者さんが含まれており、社会問題化しています。国は平成20年1月に薬害肝炎救済法が成立させ、これを契機に総合的な肝炎対策をスタートさせました。まず、平成20年4月からはインターフェロン治療に対する治療費助成制度を開始し、さらに肝疾患診療連携拠点病院(以下肝炎拠点病院)を各都道府県に認定し、全国の肝炎治療のレベルの向上を目指しています。兵庫県では、肝臓病治療における本学の医療水準と専門医の充実度を国や県から評価をいただいき、平成20年4月に県内唯一の肝炎拠点病院に選定されました。

 

 肝炎拠点病院として、1.県内の肝臓病専門病院と連携して肝炎診療のネットワークを作ること、2.全県民を対象とした肝臓病に関する相談支援センターの設立、3.肝炎治療の最新情報を医療従事者や県民向けに発信すること、4.最新の医療の提供が、兵庫県より求められています。兵庫医科大学は、幸いなことに内科・外科・放射線科を中心に県内で最も多くの肝臓学会専門医を擁しておりますので、医局間の連携を強化すればこれらのニーズに対応可能です。これを具現化するために、兵庫医科大学は、肝疾患に関する最高水準の医療を提供することを目指した肝疾患センターを開設いたしました。

 

 肝疾患センターとして、患者相談支援部門と情報発信事業(講演会など)をまずスタートさせましたが、今後外来部門、病棟部門、検査部門の充実を図っていきます。その運営は、主に肝胆膵科、肝胆膵外科、および放射線科に所属する肝臓専門医が合同で行います。これにより、肝疾患の診断と治療に関し各科の垣根を取り払った集学的で質の高い医療の提供が可能となります。このような肝臓病に対する一元化された総合的な取り組みは他の医療機関ではあまり例を見ません。本センターの活動を通じて、現在社会問題化しているウイルス性肝炎の撲滅を目指したいと考えております。

 

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