腎移植センター
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腎移植センター

診療部門・専門分野


野島 道生
センター長

 2011年7月1日に兵庫医科大学腎移植センターが設立されました。腎移植は現在のところ腎不全に対する唯一の根本的治療法であり、当院では1983年(昭和58年)8月の第1例目以後、現在までに291例の腎移植を実施しました。腎移植センター発足後は泌尿器科医を中心として腎臓内科医、小児科医をはじめとする兵庫医大病院の各診療部門がチームとして役割を果たしながら腎移植を行う診療体制となっています。
 腎移植の治療内容や診療成績についての詳細は泌尿器科のHP内の腎移植の項目をご参照下さい。

【診療】

 当腎移植センターの診療の基本精神として、地道に丁寧な治療を心がけています。腎移植センターは泌尿器科、腎透析科、小児科が役割分担をしながら、より密接な連携のもとに移植成績の向上を目的として患者さんの診療にあたります。現在までの腎移植成績は、タクロリムスが導入された1995年以後の188例では5年生存率97%、5年移植腎生着率は95%と国内でもトップレベルの成績を上げています。血液型不適合、低体重小児腎移植など難度の高い症例、夫婦間移植、抗体陽性症例を積極的に行っています。
 一方で生体腎移植ドナーの精神的・身体的負担を最小限にするため、腎提供を決める前に十分な時間をかけて全身のチェック、癌検診、腎臓の詳しい検査を行います。ドナーの手術にも、安全性と低侵襲を目的として腹腔鏡手術を導入し、これまでに100例以上の腹腔鏡手術を安全に実施しています。

【研究】

 兵庫県の組織適合性(HLA)センターである兵庫県立西宮病院の協力のもと、移植腎生着率向上のkeyとなるHLAのDNAタイピングを日本で早期に採用し、遺伝子レベルでのドナーとレシピエントの組織適合性が、移植腎の長期生着に影響する事を見いだしました。また、移植腎生着に対して大きな影響を及ぼす抗体関連型拒絶反応に対して、血漿交換とグスペリムス併用による治療の有用性を明らかにしました。
 これらの研究は実地臨床に直接反映するものであり、当院の移植成績向上に貢献しています。現在は抗ドナー抗体を移植前に発見する新しいクロスマッチ法の開発と、新規免疫抑制薬エベロリムスを導入し、移植腎の長期生着を目指した免疫抑制療法の改良を目指しています。

【教育】

 腎移植診療には腎移植認定医の資格取得が必須となっており、当腎移植センターにおける医師教育においても、腎移植認定医を育てる事を重要課題としています。当科で腎移植臨床研修を行った医師11名が、すでに腎移植認定医を取得しており、現在研修中の医師も認定医となるべく研鑽を積んでいます。

外来 1号館2階(泌尿器科外来に設置)
お問合せ先 電話番号:0798-45-6230 / FAX 番号:0798-45-6935
兵庫医科大学病院〒663-8501兵庫県西宮市武庫川町1番1号TEL:0798(45)6111
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