診療科について
ご挨拶
ストレス過多の現代社会を生きるために
精神科神経科では、現代社会において誰もが罹患する危険性があるうつ病や不安症をはじめとして、統合失調症、躁うつ病、認知症関連疾患、摂食障害など精神疾患全般にわたり幅広い診療を行っています。また、これらの疾患に関する臨床研究や基礎研究を積極的に行い、最善の治療を提供できるよう研鑽を続けています。
松永 寿人 （まつなが ひさと） 診療部長
診療体制
外来診療については、平日は4～5診制、土曜開院日は2診制であり、各精神疾患の専門家が週1〜2回の診療を行っています。
入院診療については、閉鎖病棟44床を備えており、軽症から重症まで幅広く対応できるよう14名の医師が診療に当たっています。
高度な専門医療
当科では、強迫症などの不安症、摂食障害、精神疾患合併妊娠、認知症、リエゾンなどの専門家が在籍しており、高度で専門的な診療を受けることができます。
主な対象疾患と診療内容
強迫症
どのような強迫症や強迫関連症にも適切な治療法を早期に選択して治療効果を全ての患者さんに享受してもらえることをめざしています。
摂食障害
治療脱落と摂食障害の改善に関わる要因を調査して、より良い治療法の開発を続けています。
精神疾患合併妊娠
妊産婦のメンタルサポートについて多職種連携による包括的なケアを実践しています。
認知症関連疾患
兵庫県認知症疾患医療センターと連携して診療を行っています。
不安症
薬物療法や認知行動療法など患者さんのニーズに沿った多彩な治療を実践しています。
統合失調症
一般的な薬物療法による治療と回復過程における作業療法を行っています。
気分障害
一般的な薬物療法による治療と回復過程における作業療法を行っています。
診療実績
2022年の診療実績
| 気分［感情］障害 | 22.5% |
| 統合失調症 | 24.2% |
| 神経症性障害 | 30.6% |
| 生理的障害及び身体的要因に関連した行動症候群 | 15.8% |
| 症候性を含む器質性精神障害 | 1.7% |
| 心理的発達の障害 | 0.8% |
| 知的障害＜精神遅滞＞ | 0.8% |
| 精神作用物質使用による精神及び行動の障害 | 1.7% |
| 小児期及び青年期に通常発症する行動及び情緒の障害 | 0.8% |
| 成人の人格及び行動の障害 | 0.8% |
| 詳細不明の精神障害 | 0.8% |
2021年の診療実績
| 気分［感情］障害 | 20.4% |
| 統合失調症 | 25.5％ |
| 神経症性障害 | 33.6％ |
| 生理的障害及び身体的要因に関連した行動症候群 | 12.4％ |
| 症候性を含む器質性精神障害 | 2.2％ |
| 心理的発達の障害 | 2.2％ |
| 知的障害＜精神遅滞＞ | 0.7％ |
| 精神作用物質使用による精神及び行動の障害 | 1.5％ |
| 小児期及び青年期に通常発症する行動及び情緒の障害 | 0.7％ |
| 詳細不明の精神障害 | 0.7％ |
2020年の診療実績
| 気分［感情］障害 | 30.3% |
| 統合失調症 | 26.1% |
| 神経症性障害 | 18.2% |
| 生理的障害及び身体的要因に関連した行動症候群 | 12.1% |
| 症候性を含む器質性精神障害 | 6.7% |
| 心理的発達の障害 | 1.8% |
| 知的障害＜精神遅滞＞ | 1.8% |
| 精神作用物質使用による精神及び行動の障害 | 1.2% |
| 小児期及び青年期に通常発症する行動及び情緒の障害 | 0.6% |
| 詳細不明の精神障害 | 0.6% |
| 成人の人格及び行動の障害 | 0.6% |
